コラム[ひとくち・ゆうゆう・えっせい]

コラム:ひとくち・ゆうゆう・えっせい

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■ 私の20本2016.12.14

一生の間に何本の映画を観れるか・・・と自問した時にあらためて自分の人生の時間と照らし合わせてみて、これは相当厳選しなければ映画を観る楽しみを損なってしまうと考えてこれを書いている。
つまりどうでも良い駄作に費やす時間はないと心に決めて「選択する」という作業をしていくと結構面白い結果になった。
新作の映画などは映画館で見る場合、面白くない映画だと、本編が始まって20分は我慢するがそれ以上だと「出る」ことにしている。

新作についてもDVDは早送り、音楽とか画像とかファッションとか主人公の魅力とか観るべきモノがないならこれも直ちに却下。
ただし数10本に1本は掘り出し物があるので、この場合購入して再度、再々度観ることにしているが、これは年間4本もいかない。
せいぜい1本か2本である。
ということは新作を片っ端から観てもこのやり方だとどんどんチェックできる。
モチロン自分の好みを選ぶわけであるから子供向けのアニメーションとか女性向けのラブコメとかホラーとか邦画のお笑いなどは省かれる。
シリアスなヒューマンドラマ、アクション映画が自然に多くなる。
戦争ものもアクションの延長として割と好むようである。

このような理由で映画を観ると言った場合、昔の映画つまり自分のコレクションを観ることの方が多くなる。
それであらためて何回も観る映画を20位くらいまでランク付けしてみた。
このくらい整理しておくと「映画を楽しむ」ということに時間的に濃密な感覚を得ることができるのではないかと期待している。

春夏用、秋冬用と季節ごとに観る映画を選択しているので分類整理という意味で割と重要である。

秋冬用
ダントツ1位はノーマーシィ。
これはリチャード・ギアの出世作とも呼べるアメリカンジゴロの次に出た映画で、冬の夜に観るには最適である。
とにかくスカッとする。
ラブストーリーもあって好みの女優さん、キム・ベイシンガー(なんと筆者と同年である)が相手役。
何回観ても飽きない。
第2位「心の旅路」
この作品は田中角栄が強い影響を受けた映画として石原慎太郎の「天才」という小説に出ている。
筆者の両親も好きな映画のトップに挙げているとても真面目な映画だ。
政治家とか経営者をめざす人、なっている人は是非チェックしておきたい映画だ。
ハッピーエンド。
第3位「フランティック」
ハリソン・フォード主演。
ロマン・ポランスキーの傑作ミステリーだ。
フランスのパリが舞台で、懐かしい旅行気分に浸れるし、アクション推理ドラマとして面白い。
第4位「逃亡者」
有名なアメリカの連ドラの映画版。
妻殺しの汚名を着せられた医師、リチャード・キンブル(ハリソン・フォード)を追う連邦保安官ジェラード警部との逃走追跡劇。
第5位「イヤー・オブ・ザ・ドラゴン」
マイケル・チミノ監督の記念すべき復活作品。
大ヒットした。中国マフィアと敏腕刑事(ミッキー・ローク)の戦いが迫真の演技とドラマチックな展開でこれも面白い。ジョンローンの出世作になった。
冬になると1回は観る。
第6位「フィクサー」
ジョージ・クルーニーが汚れ仕事の弁護士役で良い味を出している。
第7位「NY検事局」
シドニー・ルメットの傑作。
主演はアンディ・ガルシア。
警官を父に持つ若手検事の活躍を描いている。
鑑賞後もスッキリ。
第8位「グロリア」
ジョン・カサベテスの遺作。
奥さんのジーナ・ローランズ主演。
滅茶苦茶落ち込んでいる時に観ると元気が出る。
第9位「ブリット」
スティーブ・マックイーンの刑事映画。
タートルネックとツイードのジャケットが警察官の中で流行ったほどヒットした。
ラロ・シフリンの音楽と派手なアクションが軽快だ。
第10位「ドラゴン・タトゥーの女」
第11位「死にゆく者への祈り」
第12位「Uボート」
第13位「アンストッパブル」
第14位「どら平太」
第15位「隠し剣 鬼の爪」
第16位「ひとひらの雪」

春夏用
第1位「トップガン」
説明不要。
第2位「いつかどこかで」
ミュージシャン・小田和正の処女作だ。
DVDはない。
第3位「スパイ・バウンド」
フランスのスパイ映画でヴァンサン・カッセルとその奥さんが夫婦で出ている。
第4位「マイアミ・バイス」
巨匠マイケル・マンの傑作アクション。
これで丁度20本だ。
その他、秋冬で「コンドル」「犯人に告ぐ」「はじまりのうた」「レスキューチーム第40部隊」「あるいは裏切りという名の犬」「存在の耐えられない軽さ」「アウトレイジ」「セント・オブ・ウーマン」「ザ・ファーム」「ゴッドファーザー」「素晴らしき哉、人生」。
春夏用で「ワーキング・ガール」「デーブ」「ゲッタウェイ」「華麗なる賭け」「ウオホホ探検隊」「ゴールドフィンガー」「突破口」「ストロベリーナイト」。
こうして整理してみるとランダムに新作・旧作コレクションと分けてみた時にあらためて楽しみやすいしレンタルビデオ屋さんに行くのに目的が鮮明になって時間の節約になる。
ナカナカ良い試みであったとあらためて自負している次第である。
なぜか有名人著名人、映画評論家の選んだベストとは、一部を除いてあまりかぶらない。

ありがとうございました
M田朋玖



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