[戻る] |
■ 同窓会 | 2016.11.24 |
高校と大学の同窓会にはとりあえず所属している。 青年会議所のOB会というのもあるがいずれも会があってもあまり参席していない。 東海大学医学部の同窓会は「星医会」と称して各支部(県単位だったり九州とか関東とかの地区だったり)があって、年に1〜2回同窓会が開催される。 簡単な議事と会の活動報告とか先の震災(東日本、熊本)などの罹災状況、相互援助の現状報告なども披露されたりする。 当然ながら結構真面目な会である。 鹿児島市の城山観光ホテルというどちらかというと高級な宿で先述した星医会九州支部会が開催されることになり半ば衝動的に、実は好奇心満々で出席してみた。 紅一点の女子を除いて総勢24名の卒業生の集団、ハッキリ言って自分も含めオジさん、オヤジばかりである。 正直ゲンナリするあるネ。 殆んど女っ気がないので力が入らないというか話す気にもなれない。 席に着いた途端後悔する始末。 「やめとけば良かった」 それでも「流れにまかせる」主義。 ドンドン予定変更され二次会はおろか翌日の鹿児島観光のチャーターされた大型ジャンボタクシーの車上の人となった。 8人のオヤジたちと一緒に・・・。 トホホ・・・。 ・・・というのは睡眠薬を忘れたので深夜殆んど眠れずにBS放送のATPファイナル。 テニスの錦織圭とノバク・ジョコビッチの試合を観てガックリ来て、これはヤケ風呂とヤケ食いするべ・・・とばかり午前5時から読書をして潰した時間の後7時には和朝食を食べにレストランに降りた。 バイキングがおいしいらしいが筆者はこの食事スタイルが大嫌い。 だいいち面倒臭いしトレイを持って食物をあさるというのには物凄い抵抗を感じる。 それがどんなにおいしくても・・・。 それで納豆も生卵もついていない最悪の和朝食を選択して一人で食べて温泉に行くと、たまたま“卒業生”に会ってしまった。 この二人連れのドクターは大分からクルマで来られたとのことで露天温泉で語らっていると「観光」に誘われたので別に帰ってすることもないし何となく雨模様でバイクにも乗れない雲行きだったせいもあって・・・ついつい優柔不断的に団体行動をする羽目になった。 我ながら意志薄弱というか情けないくらい・・・流される。 それで楽しくなかったかと言うとそういうワケでもなく筆者としては異次元の世界を垣間見て結構タメになった部分もあったようである。 @朝食を摂る A昼食にビールを飲んで宴会をする Bジャンボタクシーでの観光(実は知覧の特攻平和祈念館、武家屋敷見学) C車中ズーッと話をしてくれる後輩(筆者は一期入学なので全員後輩になる)がいて聞いていると眠たくなってウタタ寝をした。 D団体旅行気分、それもミニバス 夕方の3:30には解散してそれぞれ車、新幹線、飛行機で帰ることになった。 やれやれお疲れ様である。 同窓会に行くと昔の友人に会えるのは良いけれど、どうしても自分からみるとどちらかと言うと先輩にしか見えない偉くなった後輩たちの駄弁を聞いているとだんだん愉快千万・・・というよりは何だか憂鬱になってくる。 それぞれに人生を・・・たとえば結婚とか離婚とか子供とか孫とか、とにかく彼らの生活上の情報が自らの現実へと直面させられて憂鬱になってしまうのである。 「二度と出るまい」と思っていた同窓会も怖いもの見たさ的な好奇心はあるので多分これからも出席しつづけるだろうと思える。 しかし正直な話、お医者さんたちの会は苦手である。 何となくグルメっぽくてその中でも同窓会ははるかにマシではあるけれど。 何せ後輩ばかりだし・・・。 友人の中には小学、中学、高校、大学とすべての同窓会に出る同年の男もいるけれど、しょっちゅうトモダチと旅行に行く男もいたけれど筆者からするとまるで異星人のように見える。 その心根が理解できない・・・という意味で・・・。 どちらかというと自分は一匹狼なのである。 別にカッコつけているワケでは全くなく良い意味でも悪い意味でも「孤」でいることを好むタチなので、この同窓会の体験も個人的にはとても貴重なものではあった。 ありがとうございました M田朋玖 |