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■ 妄想族 | 2016.11.16 |
カワサキninja14Rという大型バイクに乗って飛ばしていると、よく卑猥な妄想が自然に湧き起こる。 降りるとおさまる。 何故なんだろうと考えてみた。 それは振動であった。 件のバイクの形状はタンクが大きく前に盛り上がっていて、どうしても股間に当たる。 バイクの微妙なバイブレーションが男の股間を刺激して妙な気分にさせるのだ・・・と類推している。 この事実はツーリングを退屈させない。 長距離の高速道路走行など法定速度だとどうしても退屈してしまう。 それを補うのに時にギアチェンジをして5速とか4速に落として振動を楽しむ・・・というワケであるが、これはまるで変態ではないかと思えるが年のせいかこういう妄想が減ってきたので或る意味とても有難いことだ。 マスターベーションにバイブレーターを使用することはないし、オートバイの自然で柔らかい振動は心地良い妄想を呼び覚まし郷愁的、思春期的性感を得ることができる。 密やかな男の楽しみのひとつだ。 そこで発情してどうしようもないということはない。 それは軽くて甘くてロマンチックなものだ。 モチロン運転についての集中力を要する山坂や市街地、ワインディングロードではこれは生じない。 元暴走族が今や妄想族だ。 もう1台のバイク、カワサキW800ではこれが起きない。 何故かと言うとタンクが股間に当たらないし、振動の具合、つまり振動数がチョット違うので・・・と思える。 これらが体や脳や心に良いかどうか不明であるが、オートバイの別の楽しみ方として興味深い。 こういう楽しみをしているライダーがいるのであろうか。 特に女性のバイカーに聴いてみたい・・・という欲求を感じる。 妄想と言うと精神科的には良くないイメージがあって、それは統合失調症とか認知症とかで起こり得る症状である。 そのような意味の妄想でない言葉のイメージとして、それは概ねエロチックなもの全般を指すようだ。 仕事中は何故かあまりしない。 一番多いのは先述したバイクの高速道路走行中と退屈な講演会だ。 殆ど耳が働かずアタマの中は自然に見事なピンク色に染まり心もカラダもウットリしてくる。 これこそ妄想族の真骨頂。 退屈な時間が一気に過ぎてしまう。 妄想の内容はモチロンここには書けないが割と他愛のないものである。 それでも経年的に変化しているようでドギツク生々しいものよりソフトでロマンチックな内容にだんだんなってきた気がする。 それに色彩も豊かになってそれこそ桃色とか薄いグレーとかが昔のソレの赤とか黒とかを凌駕してきているように思える。 有益無害、妄想の内容がピンク色だと健康増進に強く益すると書いてある成書もあるようだ。 別にオートバイとか乗らなくても良いから自分だけのパラダイス、妄想天国に入って思う存分楽しんだら人生も良い方向に行くかも知れない。 自分だけかも知れないが思い描いていた妄想は不思議と自然に実現し、明瞭に書きつづった自分勝手な願望よりもはるかにたやすく具現化するので、これを応用して独自の願望実現法でも考えてみようかな・・・などと考えている。 ありがとうございました M田朋久 |