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■ 欲求不満 | 2016. 6.23 |
一般的には性的なソレを指すことが多い。 人間の三大欲求と言えば食欲・性欲・睡眠欲、さらには集団欲というのもあるらしい。 人は一人では生きていけない・・・普通では。 南海の孤島に取り残されたロビンソン・クルーソーだってフライデーという手下がいた。 グアム島で発見された横井正一さんもフィリピン・ルバング島で見つかった小野田寛郎少尉もそれぞれ一人で日本帝国陸軍軍人として28年間、29年間も独り潜伏し生き延びたのであるから大したものである。 シベリア抑留者を含め厳しい収容所生活を強いられた人々の研究では集団から離れると生き延びるのが難しくなるらしい。 第一寒い。 人間は“孤”に弱いので集団欲求というのがあるらしい。 ヒトと人間、字面から人と人の間の空間、即ちコミュニケーションを持ってして初めて健康的な人間と言えるようだ。 人間の大脳皮質も発信(前頭葉)と受信(後頭葉)に分かれていて、主として人間同士のコミュニケーションを上手に行う為に機能しているとのことだ。 前置きが長くなったがここでは主に性的欲求不満について思うことを書いてみたい。 筆者は男性であるし、女性の心理研究を特別にしているワケではないので男性の欲求不満を中心に語ろうと思う。 男の欲求不満は攻撃的な行動を惹起しやすい。 特に若い男性でこれが起こる。 イスラム教、キリスト教、仏教いずれも多分に性的に禁欲的な側面が多く見られるので、この為に宗教戦争みたいな争い事が多く見られると思える。 所謂IS(イスラミックステート)の興隆も自爆テロもこの性的欲求不満を利したものらしく、ジハード(聖戦)に参加して自死を選んだならば、天国の水と緑にあふれた桃源郷で美しい女性たちと交わることができる・・・と誘われて実行に及ぶらしい。 哀れな話だ。 水穂の国、我が日本では考えられないような苛酷な環境にあって性的欲求不満を煽る制度・・・、女性の性徴を一切隠さなければならないファッション・・・、一夫多妻制(男があまる)、男女共徹底的に性の抑圧が行われるイスラム教だけでなくキリスト教・仏教も戒律が多くヒンズー教では女性に対する抑圧的な決まり事が多い。 男女間、特に先進国では性的に女性の側がコントロール(女性の方が性的抑圧に強いと考えられている)して男性を操る。 夫を「尻に敷く」女性の場合、食事と共にこの性的な男の欲求を巧みに利用して夫を自らにかしづかせるらしい。 しかしながら男の欲求不満は普通、攻撃か逃走(少数派)に向かうのでそのハケ口を女性への暴言・暴力へと走らせる。 厄介な話だ。 先日、夫の暴言が激しくなったという友人の女性からの相談を受けたが、もし可能ならば夫の「性的欲求をすべてのんでみたまえ、すべての暴言・暴力はやむから・・・」と偉そうに伝え件のその女性が素直に積極的にそれを実行したところたちどころにそれらのネガティブな言動・行動は止んだそうである。 男の欲求不満やヒステリーは時に苛烈な反応を引き起こすので男女共これに用心したい。 ありがとうございました M田朋久 |