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■ 雪 | 2016. 1.28 |
久々に大雪が降った。 大粒の雪玉はフワフワと舞いながら灰白色の暗い空から無限に降り注ぎ、その不思議な純白の物質は、まるで白粉を丁寧に降りかけられたミニチュアセットのように九州の温泉町を一気に雪国に埋めた。 雪を見ながら一番感動したのはその白さだ。 こんなにも白いのか。 白いと呼ぶのもはばかられるくらい白い。 それは純白。 塩や砂糖よりもその質感が白い。 天気予報とは異なり1月23日の日曜日だけ悪魔のように降りつづいた大雪も月曜日の朝にはやみ、明るい青空が白雪を照らした。 それを裸眼で見ていると目がチカチカしてくる。 まさしく輝くような白さだ。 この30年ぶりの大雪の晩に家にじっとしているなんてモッタイナイ。 我が愛車レクサス600hを駐車場から引き出しスノーモードにして新雪の積もった雪まみれの街路にしずしずと押し進めた。 カサカサ、ゴソゴソと音を立てて走る。 何とも言えない走行音が心躍らせる。 夜の11時をまわると人はおろか犬猫すら動かない静寂の町を縦横無尽に思いっきり走ってみたり停まってみたりしたがこんな日は生涯二度とはないだろう。 雪だるまとか雪合戦とかカマクラとかを作る体力はないし、もしかして四輪駆動のクルマを持っていたらチョットした夜の山道にもチャレンジしたかも知れない。 遭難でもしたら傍迷惑もよいところだが・・・。 雪の影響は仕事上にも多大にあり、月曜・火曜の2日間殆んど開店休業に近い暇さ加減。 これには閉口したがとりあえずコラムでも書いてやれとばかりに殆んど何も考えず書きまくっている。 スミマセン。 ありがとうございました M田朋久 |