コラム[ひとくち・ゆうゆう・えっせい]

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■ 肉離れ2015.12.26

30年ぶりに肉離れを起こした。
左大腿部。
過去に傷めたところだ。
大人になって一度ケガをすると何年経っても何らかの後遺症が残るらしい。
人間の肉体も結構デリケートなのである。
プロのスポーツ選手でも引退の原因を突き詰めてみると結局ケガだったりすることが多いらしい。
年令が上昇すると筋肉やら腱やらが固くなり、骨も脆くなってケガをしやすくなるものなのだ。
悲しいあるネ。

11月中旬にバスケの練習中にピリッと来た肉離れ。
丹念なアイシングで翌日には普通に歩けるではないか。
あらためて医学知識、それもスポーツ医学の「常識」が役に立った。
野球選手の、特にピッチャーの試合後のアイシング姿は見慣れてくるとごく普通の光景であるが、昔からすると異様なものである。
筆者の経験でも肉離れ後の歩行困難が6ヶ月も続いたけれど、これは「アイシング」という治療法がまだ一般に認知されていない時代で、今はこの処置のお陰で受傷後2週間でバスケのゲームに出場できた。
しかし所詮未完治の肉離れ。
始まって10分後に再発。
軽症ながらアイシングしつつ2試合を消化して歩行可。

ところが再びその2週間後にはバイクツーリングで家に帰り着いた途端、油断して所謂「立ちゴケ」をして肉離れを再発。
実のところこの3度目のソレが一番重く、受傷後10日を経ても同部に柔らかい「しこり」が残っていて椅子に当たると少し痛む。
それでも有難いことに受傷直後のアイシングのおかげもあって日常生活に全く支障を感じない。
全くもってありがたいことではある。
人間の肉体の不思議を科学で分析し、検証し治療に結びつけること。
・・・これを医学というのであるけれども不思議に焦点を当てて考えてみるとあらためて深く驚嘆させられる。
まさに「知は力なり」なのである。

ありがとうございました
M田朋久



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