コラム[ひとくち・ゆうゆう・えっせい]

コラム:ひとくち・ゆうゆう・えっせい

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■ 癒やしについて2007. 7.10

当医院グループを冠している「癒やし」について述べます。
「癒やし」は脳生理学的には、大脳の前頭連合野、
つまり「おでこ」のところの脳ミソの血流の低下だそうです。

この血流の低下により、人間は思考力が落ち、欲望も感情も高ぶりを治め、
所謂「満ち足りた」状態になる。

日常的には、テレビ鑑賞、音楽鑑賞、ゲーム、パチンコ等とスポーツでの勝利、
ショットやバッティングの的中「決まった」瞬間に起こるとのこと。
さらに言えば、セックスのオーガズムス即ち「イッタ」時にも、
激しい脳血流の亢進と血圧上昇の後の急激なそれらの低下、
即ち「癒やし」が起こるらしい。(ヨクワカリマセン!?)

また受動的な癒やしと能動的な癒やしがあり、
前者にはギャンブル、ゲーム、テレビ、音楽、映画等があり、
やや能動的なものとして、スポーツやセックスや仕事での成功、
趣味の完成等、人間が満足した時のすべてに起こる。

私達の心理治療の世界での「癒やし」はさまざまな方法を講じたのちに
クライアントの涙として表現されることが多い。
モチロン「理解した」「ふに落ちた」と表現される状態としても起こる。脳が満足した感覚。

テレビやゲーム、音楽で癒やし続けるとどうなるかというと
脳の血流が低下しっぱなしとなって、それが長時間の場合、
脳の血流の低下を感じ取れず、快楽にはならない。
何故か。
「低下」とはある高まりからの「落下」、つまりエネルギーの変化であるから、
それはもう癒やしとは呼べないであろう。
それは血流の低下ではなく、血流不全とも言える。
「惰落」と呼べるかもしれない。

一生懸命仕事や勉強で頑張った後のビールの味と、
朝からゴロゴロとして飲み続けたビールの味には明らかに差があるように・・・。

本当の癒やしは、それがどんなものであれ、何らかの労苦や忍耐の後に訪れる。

今、当院に入院されているクライアントの皆様。
人生色々キツかったですね。しばらくゆっくり休んで癒やされて下さいね。

ありがとうございました。

たくま癒やしの杜クリニック
浜田朋久


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