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■ ヘアスタイル | 2014. 5.24 |
男女共ヘアスタイルについてはそれぞれ好みというものがあるけれども、自分の持っている髪質とかその変化(変色、老化)もあったりして必ずしも思いどおりの髪型に出来ないことも多くあるようである。 筆者の最も好む女性の髪型は、そのご婦人の髪質にもよるけれど肩に届くか届かないくらいの軽くウェーブのかかった横分けのサラサラとした直毛で、時々浪人や武士のチョンマゲみたいな後ろに束ねたりしているのが最高である。 この束ね髪(ポニーテール)のフェチの男性も結構多いようで、そのような画像を集めたサイトもあるようだ。 確かにこれと事務服の組み合わせた女性の後ろ姿には個人的にウットリさせられるほど美しいと感じられる。 意外なことにこの髪型は少なくてロンドンに出かけた時、麦わら色のブロンドの女性がこの束ね髪をしているのを空港で見かけた時には思わずジッと見入ってしまった。 その女性が本当に美しいか否かなど考えも及ばずに・・・。 この髪型には或る種の知的な雰囲気と「仕事をしている」という趣きがあって好もしいのであろう。 「女の髪は生命」と言われるように女性美におけるこの重要性は誰もが理解しているようで、全体としてもどちらかというと無頓着な人が多いような気がする。 この頃は男女共、若い人を中心に中性的というか髪の長さにおいて差がなくなった傾向があり残念である。 多分手入れが面倒臭いのもあると想像されるが少しは気を遣って欲しいものだ。 最近気になるのは若い男性というか男の子の、特にテレビタレントのヘアスタイルで、特に「嵐」とかいう歌唱グループのソレは最悪というか見ていると何だかゲンナリしてしまう。 男のカッコヨサが皆無と思えるのだ。 中途半端な長さ、額に覆いかぶさる「重そうな」髪。 とにかく暑苦しく見苦しい・・・のでこれらのメンバーの出演する映画などは面白そうでも観ないようにしている。 気分が落ちるからだ。 これらのタレントさんには悪いけれど、もっと若い・・・というか幼い少年達の出演する歌謡ショーなど絶対に観ないようにしている。 さらに気分が落ちる。 これはAKBなどの女性の集団歌唱グループなどより嫌悪感を催すので、テレビなどでチラッと見ようものなら人生が真っ暗になったような錯覚を憶えるくらい「気が落ちる」。 何故か良く分からないが、そのファッションとヘアスタイルに何かしら「男」というものを感じさせず勝手に不快になっているのではないかと考えられる。AKBにしてもフリフリした装飾過多の全員おお揃いの髪型メークで集団で踊られるとやっぱりゲンナリしてしまう。 男女ともスポーツ選手のそれが爽やかで好もしい。それでも女性場合ショートヘアだと何だかモッタイナイなあという感想を持つ。まあ今は殆どのテレビ番組で観ていると気分が落ちるが、これはヘアスタイルを中心にフアッションに自分の感覚がマッチしていないのが原因であろうと思える。 再三述べるが、ロンドンに行くと必ず気分が上がって元気になるのは、この人々のフアッションにあるように思える。とにかくイギリス人の話す訛りのある独特の英語とシンプルでかっこいいフアッションを眺めていると気分が良くなる。最近は日本文化やアメリカ文化の影響のためか幾分ダサい人も見かけるようになったが、チュニックとかいう例のウエストのくびれを隠してしまう、物凄く気分を落とす女性のコスチュームは少なく若い女性はウエストとヒップを強調するセクシーなパンツとかスカートとかワンピースを着ているし男性も同じようにあまり飾り立てず、時々は惚れ惚れするようなカッコ良いイデタチの若者を見かけたりしてとても楽しめるし気分が上昇する。 こういう感覚は残念ながら日本ではほとんど味わえない。不思議でならない。日本人の多くがフアッションそのものに関心が薄いわけではなく、ただセンスが悪いというか洗練されてないというか、フアッションリーダーが悪いのか・・・。先日試しに世界的なフアッションブランドZARAの店舗を覗いてみたらなかなか素敵な商品が並んでいたけれど、売り子とお客さんのセンスは紛れもなく日本人のソレで、やっぱりこの分野における日本のレベルは何か低いというかマチガッテいるのではないか・・・なんて考えてしまう。 日本のテレビタレントニついては、全く個人的な偏見であろうので、多くのそれらのファンの人には多少気分を害された(実際にファンの数は極めて多い)方も多いと思うけれど仕方ない。 全く筆者の本心である。 このような美的な感覚が一般に、あまねく世間に受け入れられているということは筆者のソレこそ異端と言えるのであろうけれどテレビを観ていると美しいとか可愛いとかカッコイイとか思えるタレントがかなりというか殆んどいないのでテレビを観る楽しみの大部分をスポーツ番組に吸収されてしまう。 映画についても邦画の場合そのような理由であまり面白いと感じないが、たとえばその時代背景が昔、それも戦前とか戦後すぐとかだとファッションもヘアスタイルも筆者の好みに合っているので見にくいということはないようだ。 個人的には1970年代か80年代、せいぜい1990年代のヘアスタイルが男女共最良最高と思えるけれど、これについて難が全く無いワケではない。 女性の髪が少し長すぎるフリフリファッションがアザトイとみる。 話しは戻るが女性の髪型でも好もしくない順に列挙すると、坊主頭、刈り上げ、ベリーショート、パンチパーマ(昔は女性もあった)、アフロ、日本人の金髪(茶髪は似合えばとても良い)、染髪された長すぎる髪などまとめて述べると男っぽい髪型とだらしない感じに見える髪型が好もしく感じられない。 相当な美人、たとえば女優・樋口可南子などはこの髪型であるので或る種の憎しみにも似た嫌悪を感じるので、この方の出演映画やテレビ番組も見ない。 一時期「断捨離」とかを提唱されていた女性も結構美しい容姿の持ち主であったのに「女性の髪が長い必要はあるの?」なんて感じで、全く断捨離の具現者よろしくバッサリとショートヘアであられるので、この方も好みとしては殆んどNGになる。 少し矛盾するが、蒼井優という女優さんが、髪をバッサリ切ってベリーショートになって瞬間的にとても可愛くなったけれど、やっぱりすぐに飽きた。個人的には長い髪の武井咲あたりに軍配が上がる。髪型の選択肢も高いし女性美としてかなり有利ではないかと思える 古くは「エマニェル夫人」シルビア・クリステル。元祖ミニスカートモデル、ツイギー、いずれもベリーショート。何かしら女性としての反骨というか反逆というか自己主張というか、挑戦的なメッセージはこの髪形に込められているのかもしれない。 また、ヘアサロンや美容室など髪を取り巻く環境、事情もあったりして短髪を勧める傾向があるらしい。即ち営業上、たびらびお客に来てもらわないと成り立たない・・というか儲からないという背景が女性のショートヘアの流行を招いていると聞く。 女性の髪が台所仕事や事務仕事、家事や子育てで束ねられ、それが解かれた時に顔にハラリと落ち、それをかき上げる仕草など最高のセクシーさを感じるのは筆者だけであろうか。 夜の店などで懇談する男性の多くは殆んど同意見で、たとえば高級クラブやアダルトビデオなどに前出した好もしくない髪型か全き少数派であると認知されれば多少は人々の、特に女性の髪型にも変化が現れるかも知れない。 男性に好まれる為に女性が存するワケでもなく、同性愛者が5〜10%存するのも聞いているので、これらの論も人によっては嫌悪されると思うか全く個人的・独断的「好み」の問題であるので一筆してみた。 男が年を取ると個人差もあるが、髪が少なくなったり薄くなったりしてヘアスタイルに選択肢が無くなって、たとえば短髪とかスキンヘッドとかにしかせざるを得ない状態になってしまうが、筆者とて例外ではない。こんな文章を書いてしまうのも、心の内に潜在する「ひがみ」とか羨望なのかも知れない。 乞うご容赦。 ありがとうございました M田朋久 |