コラム[ひとくち・ゆうゆう・えっせい]

コラム:ひとくち・ゆうゆう・えっせい

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■ 寝床2014. 4.21

一昨年の冬、東京である易のセミナーがあり参加した。
同じ易を学ぶ者にとって少なからず異論があったけれども結構有益な情報もあり、中でも寝床についてはエネルギー充填の場としてとても重要であるとのことで、これには筆者も深く腑に落ちる理屈ではあった。

普通の人間にとって睡眠時間が8時間とすると、人生の時間の1/3は眠りに費やされる。
大変な時間である。
このような必然があるので人間の肉体はガソリン自動車ではなく電気自動車に似ている。
エネルギー充電に時間がかかるという意味で・・・。

生きる活力を得るために水とか空気とか食事と同時に睡眠というかなり長い時間を要する静的状態は極めて重要な人生の時間の構成要素となっていることが窺える。

さて大昔よりやすらかな眠りの重要性については何度も語られているけれど、現代の24時間サービス社会においては深夜業務の仕事、たとえば看護師、医師、介護士、消防士、警察官、警備会社、国際線のパイロット、CA、いくつかの年中無休の製造業、コンビニ、一部のスーパー等々の職員、深夜のテレビ放送、ラジオ放送など快適な寝床を確保しにくい状況にある人々がかなりの多数にのぼると想像される。
最も健康的とされる日昇と共に起き、日没と共に休み、語り集い、読み、眠るといった自然に親しく寄り添った就眠、さらには希望と共に起き感謝で眠るといった精神的な正調さも大切であるのに・・・。

「寝床に心配事を持ち込むな」という昔からの格言めいたアイデアを最近は守れない傾向にあり、これは単なる多くの人々の無知か情報不足と思える。

就寝時に考えたことかイメージしたことは実現化しやすいことは良く知られていることで、願望実現、特に男女間のそれにはとても有効なようで一度でも実際に試されたらよく実感できることと思える。

入眠時には脳波がmidアルファの波と言って心地良い状態になると同時に潜在意識の扉が開き、さまざまの情報が心の深部に入り込み、人間の肉体と心を実生活に多大な影響を及ぼすと考えられている。

心身が不調の人々に多く見られるのが不快な寝床と同時に寝入りばなの良くない情報、例えば悪い知らせの電話、ケンカのメール、テレビのニュース、病気や事件もののドキュメント、ウルサイと感じられる不快な音楽、何よりも心配事、悩み事、恨みつらみ事の思考・感情や臭い匂い、熱さ、寒さ、温度、日当たりの悪さ、風通しの悪さなど数え上げたらきりがないくらいの悪条件をできるだけ取り去って春秋の心地良い草原とか満点の星空の下での美しい砂浜での夢心地のような爽やかで素敵に良い気分で入眠できる寝床を確保したい・・・健康で豊かな人生の為に。

上記のような条件を満たせなくてもNLP(神経一言語プログラミング)で分類される視覚型、聴覚型、身体感覚型に合わせて最も快適な画像や音、或いは手触り、身体障りの良い毛布、フトンなどに凝ってみるのも良いアイデアと思える。

たとえば好きな写真や音楽や香りを枕元に飾り、ついでに「しあわせに〜」とか「ありがたいなぁ〜」とかの呪文を心の中でとなえたり口走ったりするのも結構効果がある。

これらの寝床と反対の条件、臭くて湿っていて空気の澱んだ、たとえば昔のUボート潜水艦の艦内ような最悪の環境と共に先述した呪文と真逆の言葉「つらい」とか「苦しい」とか「悲しい」とか恨みつらみとか、とにかくネガティブな言葉を頭に繰り返し思い浮かべることがいかに人生において破壊的あるかを容易に想像することができるし、またそのような人々を多く診ているのでイチイチこの理論・理屈をお伝えさせていただくことがままある。

悲しみや恨みつらみ、憎しみには幾らかの甘さや誘惑があって、これをせずには寝床に入れないというような悪習慣を持っておられる方もおられて誠にお気の毒なことにその心身や実人生への悪影響にははかり知れないほどの強さ、大きさがある。

いずれにしても寝床はその形式、時間、環境、その思いにはよくよく注意を払い快適で愉快で楽しく心豊かで安らかな気分を醸し出す「最高の場所」にしておく工夫が大切であろうし、環境的にそれが許されなくても心の中、頭の中には素晴らしい幸福感をもたらすようなイメージとか思考・感覚を創造しておくことが望ましい。

ちなみに筆者の場合、枕元には車の模型、バイクの写真、両親や子供の写真、それにアダルトビデオや昔のエロ本を並べ立て、それらに囲まれながら「来生たかお」かイージーなクラシック、たとえば映画音楽に用いられた音楽を流しながら入眠している。
最高の気分で「あ〜今日も楽しかったなぁ」「ありがたいなぁ〜」なんてノーテンキに思いながら・・・。
これらの「儀式」はその日にあった出来事とは無関係で、どんな嫌なことがあっても入眠時にはこれをする習慣があるので、他人から見たら色々な雑事・困り事と思えるような事柄にも耐えられてきたのであろう・・・と考えている。

ありがとうございました
M田朋久



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