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■ スーパーマン | 2006. 4.18 |
花が散って、緑の美しい季節になりました。 若草色。 夏の濃い色と違い、明るい緑色が心を浮き立たせます。 スーパーマンという映画があって、主演はクリストファー・リーブ。 当たり役となってヒットし、連作された。 この俳優さんは1953年生まれで私と同じ年。 10年前くらいに不幸な落馬事故に見舞われて、首から下は全く動かないカラダになってしまった。 これからが凄い。 リハビリ治療のかたわら、その車椅子の姿で世界中で講演活動を続け、身体の不自由な人々とともに健康な人々をも勇気づけた。 時々、街を歩くとき、この歩ける足がもの凄くありがたく思え、彼のことを思い出し、歩行が軽快で楽しくなるのを感じる。 扁平足の私が、踊るように、少年のように歩く。 そして彼はやはりスーパーマンだった……と心から思う。 超男。 スーパーマン。 勇気をもらう。 やはり1才下の1954年生まれの介護用具会社社長の男性の話。 彼もまた、進行性の原因不明のある病気で、「スーパーマン」と同様、言葉が話せるだけの車椅子で仕事をされている。 日常生活は奥さんがすべて介護されているらしい。 NHKのインタビュー取材で「奇跡的に病気が治ったら何をしたいですか?」と問われて… 「力いっぱい妻を抱きしめたい」 力強く即答された。 涙が出た。 彼もまたスーパーマンだ。 愛と勇気と感動に生きる人々。 |