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■ フライト | 2013. 3.29 |
今年(2013年)アカデミー賞作品「アルゴ」とかをビデオで観たけれど、チットモ面白くない。 候補に挙がっていた「ゼロダークサーティー」という作品など気分の悪くなるような拷問シーンと退屈なストーリー展開で、何でこんなモノが・・・と思えるが、もともと米国アカデミー賞とかハリウッドとか日本のメディアというもの、つまり映画とテレビはユダヤ人に完全に握られており、昔は中国、今は反イスラムで、原則として反ユダヤ、反イスラエルの内容の報道や映像作品は決して流されない。その為「評価の高い」作品は反イスラム即ち親ユダヤとなり先述した両作品のように、対イスラムで活躍する人々の献身的物語が高く価値づけられるのである。 ビル・ゲイツもスティーブン・スピルバーグもジョージ・ソロスもありとあらゆる著名人、超お金持ちにユダヤ人が名を連ねている。 今春公開されるスピルバーグの新作「リンカーン」もユダヤ人かも知れない。何せエイブラハム・リンカーンというぐらいでユダヤ人の名前だ。 ユダヤ人はアタマが良く読書家勉強家が多いらしい。知的で優秀な民族なのかもしれないが、その金満家ぶり強欲家ぶり陰謀好きはちょっと怖い。 今は昔、旧ユーゴスラビアの騒動(これも宗教や民族問題が紛争の原因でキリスト教イスラム教のもめ事であった)の時に米軍の同国への爆撃とか、それを許した米国国務長官マデレーン・オルブライトの発言とかをTBSのキャスター久米宏が堂々と肯定的に報道しておったけれども、これにはおったまげた。 何故なら人道的を宗とする日本人のジャーナリズム精神に著しく反するからで、このような番組でも殆んどの視聴者は何の気なく入ってくる情報操作で「そんなものなのかなぁ〜」と何となく受入れされているのである。 このようにハリウッドとNHKを含めた日欧米のテレビや新聞報道には充分注意して、幾分斜めに観ておいた方がよろしいかと思う。 洗脳されない為に。 先述のアカデミー映画は反イスラムをそれとなく煽った内容で、一般大衆の心にそれとなく、それを仕掛けているという気がする。 9.11とそれにつづく各戦争、ビンラディン殺害と米国の世界での「活躍」が或る種の脚本に基づいて発揮されているようで結構不気味である。 そもそもビンラディンが9.11テロの犯人であるという証拠は確実なものなのであろうか。 正式な裁判も無く、明らかな調査結果の報告の無いまま犯行声明らしきものが瞬間的に流されたことはあるようであるが、何となく世界中の人にビンラディンは極悪人でアルカイダは極悪非道のテロリスト集団であると断じきっているが、相手側の報道の見方の中にチラッとでも露わになったならばただちに消されてしまうようである。 米国を中心にした日米欧の各国では反イスラムで貫かれるようだ。 ちなみに「ホロコースト」否定説とかイスラム教の経典「コーラン」批判に触れた内容の書物・報道はただちに世界的なバッシングに合うようだ。 何だか怖いあるネ。 話を戻すがデンゼル・ワシントン主演、ロバート・ゼメキス監督の「フライト」は面白かった。 アメリカの国内線、それも短距離中型飛行機のコクピット内の緊急時におけるパイロットやクルーの奮闘ぶり、冷静で沈着な操縦ぶり、機内の混乱ぶりのリアルさ、迫力は圧巻であった。 ところがデンゼルさん扮する機長さんはアルコール依存症で、その奇跡的な操縦による英雄的飛行技術も、実は飲酒運転であったのだからヤヤコシイ。 映画の後半は重苦しい弁護士とやりとりやら航空会社やら関係者とのやりとり、アルコール依存症ぶり、裁判後光景などを描いてあって、実は後半は観ていないで人伝えに聞いた内容であるけれど予想どおり結構重く暗い内容になっているようだ。 薬物依存予防の啓蒙映画としてなら存在意義はあるけれど・・・。 この映画の飲酒操縦部分はアカデミー授賞式でもパロディー風に人形でオモシロオカシク流されていて、この映像の一般の評価は結構高かったのではないだろうか。 コカインまで吸引し、ウォッカのミニボトルを2本も一気飲みしハイテンションで操縦するパイロットなんて言語道断であるけれども、この映画の主題は薬物依存(奇跡的生還者が多数であったことを差し引いても)、飛行機事故の面倒臭さ、悲惨さであるので、どちらかというとシリアスな社会はドラマに仕上がっている。 こんな映画を観たり、飛行機本を読んだりしているので筆者としてはますます飛行機嫌いになってしまう。 テロの格好の標的にもなる、この金属製人口飛行物体の不気味さがあらためて剥き出しになる映画であった。 数学的確率で言えば、バイクで街に出かける方が飛行機などよりはるかに危険に満ちているが、実のところ前者は能動的危険突入で、後者(飛行機)は不可抗力的・完全受動的、つまりパイロットと飛行機そのものに全生命を預けてしまい、バイクのように自分の意思が全く反映できず逃げ出すことも避けることもできない。その無残さ、残酷さ、と共に操縦者や航空会社の責任も極めて重大なものとなる。 オ〜コワ。 というワケで、やっぱり飛行機は怖いあるネ・・・ということをさらに実感させてくれた映画であった。 ありがとうございました M田朋久 |