コラム[ひとくち・ゆうゆう・えっせい]

コラム:ひとくち・ゆうゆう・えっせい

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■ 恐れは愛を駆逐する2013. 3.23

この法則は主に若い人生経験の浅い男女、特に夫婦の場合に顕著にあらわれる。

端的に表現すると「恐れている≒愛していない」というメッセージになるので「怖い」と言われた人、もしくは「怖がられている」と感じた人は重いShockを受ける。
それが最愛の配偶者であるなら尚更であろう。
何故なら自分が愛されていないと感じることは、人により生死を分ける生命がけのネガティブ感情になり得るということだからだ。

その結果、怖がられた人は相手を攻撃し、怒り、時に脅し、怒鳴る・・・結果さらに相手の恐怖心を煽り攻撃→恐れ→愛情不足→寂しさ→怒り→攻撃・・・と言った悪循環に陥る。

この悪循環の果てに折角の相性の良いカップルですら不幸な結末、つまり離婚などに至ってしまうことがある。
これらの「症状」は簡単なカップルセラピー、もしくは人間関係、特に男女の愛情問題への理解があると良好な夫婦関係を取り戻すことができることがある。

とにかく心理学とは有難いもので、知っているのと知らないのとでは天と地ほどの結果の差が生じることは憶えておいて損は無いだろう。

若い夫婦に子供ができると、まず妻(母親)の性欲低減、結果夫婦生活の減少、夫の欲求不満、怒り、寂しさの増大、妻への攻撃、妻の恐れ・・・と言ったように関係性が崩れてゆき、さらに子供そのものが妻の愛情と愛情行動の殆んどを吸収してしまい、夫の寂しさは極限までに達し、もしかして夫にそれ(妻の愛情)以外に癒やしをもたらす種々の趣味、活動、夜の店、女性関係、ギャンブルなどを持たない場合、極めてタチの悪い「男のヒステリー状態」が起こる。
このような男性はさらに配偶者や子供にうとまれて、家庭内で孤立し、偽物の愛情をお金で買うことになるので、家族全体からすると心理的、経済的被害は甚大なものになる・・・可能性がある。
カワイソウ。

愛情表現として怒りや攻撃を使う人々が男の中にいて、これは若い人に多いようだが、モチロン壮年者、高齢者にもあり、各種の揉め事の元になる。

ストーカーが嫌われることの最大のものは、この恐れであるけれど、ストーカーの本能は誰の心にも少なからずあって、実行するかしないかは自制心と相手を思いやる気持ちとか、人間関係を客観視できる教養とか、優しさとか、冷静さとか、大人の男(女)としての節度と品格があれば決してストーカー行為などには及ばない筈だ。

誰かを追いかけまわすことのそのものは、それが一定の節度をもって行われるのであれば問題ないと思える。
男女がお互いを追い求めなくなってしまう社会の方も結構怖い。
人類が滅亡しそうな気がするからだ。

特に男の場合「追う」という行為は「夢」であれ「女」であれ「ライバル」であれ「富や名誉、地位」であれ大事なものなのだ。
本能が賦活され、感情が高揚しホルモンが分泌され、若さや健康を増進する気がする。

話しがそれてしまったが、相手を恐れさせない配慮さえあれば「愛すること」それに連なる「追う」ことそのものはとても人生にとって有益であり素敵なことなのだ・・・多分。

「恐れは愛を駆逐する 」 これを言葉だけでも憶えておくと何かと便利だ。

ありがとうございます
M田朋久


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