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■ 二重焦点メガネ | 2013. 3. 2 |
百円ショップにて200円で手に入れた二重焦点老眼鏡のかけ心地の良さには驚かされた。 老眼鏡の部分が従来品より広くなっていて、普通に作った数万円もする遠近両用メガネをその機能性については凌駕しているのだ。 車の運転、講演会、研修、日常の諸々の活動について便利なことこの上ない。 試しに遠近両用をあらためてつくってみたが、この200円のシロモノにはその機能、使いやすさにおいて残念ながら及ばなかった。 ・・・というのはまず読書、書字用の「近」の部分がかなり広々として「境い目」がハッキリしているので、目がモヤモヤしないのだ。 つまりボンヤリと焦点の合わない部分がメガネの中に存在しないので、メリハリがハッキリしてとても見やすい。 このような2重焦点メガネのサングラスがあったり、4〜5千円でデザインの良いモノがあれば、シニアにはバカ売れするのではなかろうかと思える。(・・・そんなことはないか・・・)。 イチイチ、メガネを作り直すのには倦き倦きしていたからでもあるのか、手軽にチョットかけたりはずしたり、買って来たりできるという面でもとても有難い・・・と思えるのであるが・・・。 すぐに失くしたり壊れたりするサングラス。常に持ち歩かなければならない老眼鏡。 これらを一挙に解決するのは二重焦点サングラスというものではないだろうか。紫外線カット、パソコンやテレビ、スマホの液晶画面に繁用する現代人に必須の「目に優しい」メガネ。こんなのがコンビニとか量販店、電気屋さんの店頭に置いてあれば便利だろうなと思える。 少なくとも個人的にはプライベートとパブリック(仕事)でサングラスと透明の両方をかけなおせば良いワケで、物凄く便利である。 眼鏡屋さんも、昔流行して今もかたくなに現存する「境い目の無い遠近両用メガネ」の呪縛に捉われているのだ・・・多分。 キチンと境い目のある遠近両用メガネ・・・というより、安価で出来合いの二重焦点メガネこそ我々老眼鏡世代、シニアの救いの神・・・とまではいかないか・・・。 いずれにしてもダイソー(百円ショップ)さんは凄い。 実業家の方なら時々行ってみられたらそこがアイデアの宝庫であることに気づかれるのではないだろうか。 ダイソーの社長さんは矢野博丈といって多分フルネームで改名されている。成功前は・・五郎さんとかいう名前であられたらしい。この改名字画は大吉画数で今の隆盛の要因になっているのかも知れない。恐らくどなたか偉い助言者の方があられるのかも知れない。 実際に計3回お会いしたが気さくで飾らない素朴で質素な方だ。 相当の苦労をされて講演会のときには妻に苦労をかけてきたと、人目をはばからず涙まで流されておられて、いっぺんで好きになってしまった。ボクシングの強化選手にも選ばれたと聞く。実兄はお医者さんだそうだ。百均の老眼鏡はメガネ市場に多大な影響を与え、今はマージンが少なくなってあまり儲からなくなったらしい。補聴器ビジネスとコンタクトで何とか辻褄を合わせているとのことだ。 そういう出会いもあったりしてダイソーには親しみを感じる。 百円ショップはコンビニと同様「日本の文明文化」のシンボルになっているのだ。 ありがとうございました M田朋久 |