コラム[ひとくち・ゆうゆう・えっせい]

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■ イヤイヤホルモン2012.11.23

仕事をイヤイヤする人は多い。
仕事を生活の為とかお金とかの手段にすると、そのようになりやすいようだ。
仕事を楽しみにしている人、人生の学びの場としている人、自己実現の手段としている人、修行と思っている人々にとっては多少イヤイヤであっても気構えが「生活の為」に人と比べると根本的に異なるので、仕事によるストレスの蓄積度合いがちがう。
あんまりイヤイヤだと、カラダからイヤイヤホルモンが出てまず心を壊し、体を壊す。

何事も楽しみながらすることだ。
少なくとも何らかの楽しみを仕事や家事を含め、さまざまの作業の中に見出していかないと自分のやっていること全て苦痛になってしまってカラダにとっても悪い。

筆者の人生を正直に振り返ってみた時に、実のところ殆んどがイヤイヤであったことに気づかされる。

朝起きるのがイヤ
朝飯を食べるのがイヤ
学校に行くのがイヤ
勉強するのがイヤ
夜寝るのがイヤ
試験を受けるのがイヤ
仕事をするのがイヤ
家に帰るのがイヤ
宴会がイヤ
会食がイヤ
人と話すのがイヤ
風呂に入るのがイヤ
書き上げたらキリが無いくらいイヤだらけである・・・ということに気づかされる。
考えてみたら日常生活全般についてこんな調子だが、よく生きているなぁ・・・と思えるが、生きる動機の最大のものはやはり性欲である。
テレビにしろ、映画にしろ、雑誌にしろ、街中にしろ、若い「女の子」以外の女性を見ているのが一番の楽しみで、最近の女性のファッションについては少々難があるものの、これにまさる楽しみは無い。

昔・・・と言っても10年くらい前まで司書房の「人妻熟女報告」というポルノ雑誌があって、これは雄出版の「熟女の部屋」に少々劣るものの画像の美しさは構図のエロチックさは秀逸で、本場フランスのとても芸術的なポルノ写真雑誌と比較しても負けず劣らずの傑作月刊雑誌であったが、ネット画像のハンランの為かとうとう廃刊になってしまって残念なことである。
・・・というワケで書画骨董、高級車、豪邸、クルーザー、海外旅行、豪勢なパーティー、ぜいたくな暮らしなどお金があったら手に入れたいと思われる殆んどのことに興味が無い。
身も心もとろけるような絶世の美女であってもそれも手に入れようとは思わない。
先述した女性にしても特別な美女を眺めて喜ぶというのではない。
普通の女性の日常的なエロス美で充分なのである・・・けれども、生きている動機としては結構大きいものである。

ついでに女性とSEXをしたいともあまり思わなくなった。
性欲そのものは旺盛であっても、そのような若者のような行動はしなくなったのは少し淋しい気がする。

「見る」「感じる」ということの方が「する」とか「やる」を凌いでしまった。
多分年齢のせいであろう。
悲しいにゃあ。

またまた話がそれてしまったが、イヤイヤ親やら人に言われて行動して来たことは結果が概ね良かったようで、卑近な例では、学生時代に友達から麻雀に誘われてイヤイヤ行ってみると大概勝ってしまうとか、研修やらセミナーに誘われてイヤイヤ行ってみると物凄くタメになったとか、パナソニックの創始者・故松下幸之助翁のように何事も「素直」を信条にイヤイヤでも従っていて悪いことは無かったので有難いことではある。
人間には20人程の守護霊が常に付いて守っていてくれているそうで、何らかのメッセージはテレビやラジオとか雑誌や新聞とか友人の言葉や突然降って湧いたように胸の内に生じるインスピレーションのように伝わってくるようで、心を澄まして素直にイヤイヤでも従うということをやっていると自然に運が良くなってくるとのことである。
そういう意味では頑固な人、心の頑なな人などは本当にお気の毒なくらい不運・不幸がつづくことになるが、実際に周囲の人々を観察しているとそんな風に確信することができる。

自らのことを思い出しても殆んど親の言われるまま中学から私立の寮制の学校に入学し、退学になって仕方なしに別の私立高校に入り、これまた親の言われるまま私立大学の医学部をイヤイヤ受験し、医者になって働いていたら帰ってこいと言われてイヤイヤ開業医になり、イヤイヤでなく我を通して結婚したら見事に失敗し、付き合っていた女性と仕方なく結婚したらまあまあウマくいったけれど、チョットしたハズミで別居することになってついに破綻夫婦になってしまった。

素直すぎて悪人に騙されて大損をしてしまったけれど、またまた素直にしていたらこれまた悪人で、ダブル悪人と闘う羽目に陥ったが、それでも素直にしていたら助けてくれる正義感の弁護士さんと結果的には助けてくれた調剤薬局チェーンの社長さんとが現れて窮地を脱しつつあるようだ。
何のかんの言ってもやっぱり素直にしている方が結果が良いようで、ウチの看護師さんやら介護士さんやら事務スタッフやら患者さんの話、周囲の数少ない友人達の話には素直に従うようにしている。

結論
イヤイヤでも素直に人の話に従っておく方が全体としてみれば結果は良いようで、たとえばトンデモナイ悪人が現れて何かしらの悪事を働いても、大概それらの人々は自ら墓穴を掘ってしまわれるようで、清く正しく明るく生きておれば殆んど何の心配も要らない筈である。

イヤイヤホルモンが出ないように人の話はよく聞いて、あきらめてイヤイヤなことが楽しくなったらしめたものである。
筆者の趣味の40年以上つづけているバスケットボールも、30年以上つづけている医者仕事も実のところ最初はイヤイヤであったことに最近気づいたので筆を走らせてみた。
最初の数年間は本当に辛かったあるネ。
仕事もスポーツも遊び事も。

何でもつづけていれば何とかなるものだ・・・。
これが筆者の人生訓である。

ありがとうございました
M田朋久


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