コラム[ひとくち・ゆうゆう・えっせい]

コラム:ひとくち・ゆうゆう・えっせい

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■ ファッション千考2012. 9.26

リッチマンプアマンというフジテレビの連続ドラマを観た。
小栗旬という俳優さんは、今時の若者にしてはファッションセンスが誠によろしい。
とにかくカッコイイ。

「岳」という山岳モノの映画でも、その登山着にしろ普段着にしろ、着こなしが極めてウマイ。
演技もクールで、爽やか系で個人的にはとても好もしい。

今時は世界中ダサイ若者、ダサいオジさん・オバさんが巷に増殖していて、群衆や街路の通行人をウォッチングしても少しも楽しくない。アメリカ人は太り過ぎ、日本人、特に若い女性は痩せすぎ。
ただイギリス人のスーツのオジサンはとってもカッコイイ・・のでロンドンに行くと何かしら元気が出る。

筆者の少年時代、特に中学・高校時代には憧れの先輩や、所謂カッコイイ人が男女含めて結構街中や映画の中におられていたのに、今は芸能人やタレント、一般人も含めてそのような人をパッタリ見かけなくなった。
そういう時代に小栗旬のカッコヨサはチョット図抜けている・・ように見える。

筆者の学生時代は、それが萩原健一ことショーケンであって、この人物は今でもファッションセンスはナイスであるものの、かつての魅力、フェロモンは激減してしまった感がある。

その小栗さんが、ドラマの中でスマホやアイパッドをとてもカッコヨク操作、取り扱うのを観て、あ〜このように使用すれば良いのだなぁ〜と得心したワケである。
街中で見かけるスマホ使いの人々とは何となく違うのであるが、その扱い方のコツというのが一言で言うと、単なるコミュニケーションの「道具」としてけ軽軽に用い、そのファッションと同じくその軽快さにあるのではないかと思える。

その通信機器に振り回されておらず、ただ単に「使用」している。
スマホはスマホ、@PADは@PAD。
それだけのモノであるけれど、現代のファッションアイテムとしては今や自動車よりも大きいかも知れない。

ちなみに最近個人的にダサイなぁ〜と思えるものをランダムに列記してみた。
・若い男のカツラのような髪型
・首にかける身分証(名札)
・チェックのシャツ
・チェックのネクタイ
・若者のユル過ぎるファッション(多分、アフリカ系アメリカ人のファッションで「ラップ」というのか、バカでかいジーンズをズリ下げて履いてバスケットシューズにキャップというもの)
・オジさんのハイウエストのスラックスと太いブランドベルト
・オバさんのウエストの無いワンピース(チュニック)
・若い女性の股引(レギンス)
・強すぎアイメイク
・同じ人に見えるおそろいのアイメイク
・長い金髪染め
・ネイルアート
・ハーレーダヴィッドソンのバイク
・ロレックスの腕時計
・ベンツとBMW
・ルイヴィトンのバッグ
・痩せ過ぎ女性のローウエストジーンズ
・フチなしのメガネ
・オジさんの茶髪
・マッチョすぎるオジさん
・超ロングヘアーにホットパンツ、高過ぎるヒールの女性
・オープンカー(夏の日の)
・医者の丸首白衣の上白衣
・サンダル履きの医者(外科医は別)
・オジさんの歌う若い歌
・ジーンズにスニーカー
・中途半端なタトゥー
・オジサンのセカンドバッグ(ブランド品は尚更)
・ユニクロ

書き出したらキリが無い。
言いたい放題で恐縮だが、これらのファッションの人々も稀にやたら似合っている人がおられて、要はセンスの問題。物やら衣服やらにとらわれず、自分にもこだわらず、チョットだけセンスを磨いてそれらを工夫して身につければ、やたらにカッコヨクなるものであろうと思えるが・・・。「着こなし」のコツは流行を考えずに取り入れてしまわないこととか、自分なりのスタイル、ポリシー、とか自分自身をクールに客体視するとか、衣類や持ち物に振り回されず、本当の意味でそれこそ着こなす・・ことと考えている。物凄く素敵な可愛らしい女性は時々おられるが、男子は稀であるよう・・・なので先述した小栗さんにビックリしたわけである。

天下の美男子福山雅治さんも陸上競技の解説の時には物凄くカッコイイ衣装で流石であったし、木村拓哉さんもSMAPの中ではかなりマシで結構イケてるものの、他のメンバーやアラシとかジャリタレやら、こととフアッションについては今や「テレビタレントが最悪」と見ている。それらの人々を基準に衣類を選択するので皆さん堂々とミョウチキリンな衣服を着ておられるのであろうか。
ただカッコイイとまではいかないが、NHKサンデースポーツの銀髪のお兄さんと斎藤隆jはオシャレで見栄えがよろしいようだ。ネクタイとか明るく爽やかな色使いがカワイイ。発泡酒金麦の宣伝に出ている壇レイのファッションは昭和していて少し好感が持てる。

いずれにしてもショッピングモールなどでそぞろ歩く老年男女をツラツラと眺めるにつけ、ことファッションセンスにおいて参考になる人は一人も見かけず、思いがけずそれをテレビドラマに発見して驚いてこれを書いているワケである。

このようなやや批判めいた内容は自分のことを棚に上げてしか語れないので・・・。
自らのファッションセンスの良し悪しについては、そのダサさが不明であるが、多分セーターを肩にまくとかストールとかマフラーとか髪型とかメガネとかが場合によってダサくなってしまうのではないかと想像しているが普段鏡を見ないようにしているし、ナルシスティックな自己関心こそカッコヨサの大敵と考えているので割愛いたします(勝手なもんですね)。

「自分のことは棚」にあげて思い切って書いてみました。スミマセン。

ありがとうございました
M田朋久


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