コラム[ひとくち・ゆうゆう・えっせい]

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■ 熱中症2012. 7.25

最近、増加傾向にあるそうだ。
実際の外気温も地球温暖化で高くなっているのだろうか。
このことについて少し考えてみたい。

先進国は、地球上でも温帯に属する。
つまり、熱帯・亜熱帯地方にはこれまで先進的工業国は少なかった。

・・・ところが、クーラーの出現と教育制度の整備によって、アジアの熱帯・亜熱帯地方の国々も新興工業国として近年台頭してきている。

たとえば、インド・マレーシア・シンガポール・ベトナムなどである。
純粋な意味ではシンガポールは工業国ではなく商業立国であり、その本質は主に金融と貿易であるが、教育制度と高層ビルとその中にある「クーラー」が大きな役割を担っていると言える。

言い換えれば、暑い国の経済的勃興には「クーラー」は欠かせない。
何故か?
それは頭脳労働にしろ、肉体の労働にしろ「暑さ」は大敵であるからである。

このありがたいありがたい「クーラー」であるが、快適な労働や勉強には有益であるのは確かであるが、温帯地方の人々の「生活」にとっては両刃の剣のような気がしている。

電気製品としての冷蔵庫、クーラーの登場は人々の生活を一気に変化向上させた・・・と共に、一気に「退化」もさせたのではないだろうか。

昔は無かった筈のクーラーが人間を弱くさせている・・・。
そんな気がする。
赤道直下のアフリカの国々に熱中症ってあるのかしら・・・。
勿論「乾燥した空気」とか「非肥満」とかの条件はあるものの、やはりそれぞれの地域の特性・特徴に皆さん適応しておられるのだ。

大したものである。

ところが、我々先進国の文明・文化を享受している弱い人間たちは、まさに自らの適応力を弱めるべく、さまざまの生活電化製品に囲まれて優雅な日常を送っている一方で、年ごとに人間として、生物としての強靭さ、弾力性、野性を失わせられているのだ・・・多分。
昔の三種の神器3C、クーラー・カー(クルマ)・カラーテレビは、こと個人の日常生活においては快適な気分を創出しながら少しずつ衰弱させているのだ。

わざわざウォーキングと称して黙々と歩く人々を見ていると、何だか気の毒になってくる。
筆者は自他共に認めるクルマ好き、バイク好きである。
しかしクーラーとカラーテレビ(この呼び方は少し古めかしい)については警戒を怠ってはいない。
お客さん商売であるから、仕事ではともかくクーラーは殆んど作動させない。
夏の熱暑に対しては「裸と扇風機」で戦っている。

夜、仕事が終わって入浴し、全裸で扇風機の前で寝転んで音楽を聞いてビールを飲む・・・。
こんな素敵な快楽は日本の夏のノスタルジーそのものだ。
ついで夕立かなんか降ってくると、クーラーどころではない。
快楽が全身に、より自然に近い、優しい涼しさに満たされ、まさに桃源郷で寛ぐようである。

これに睡眠薬。

色々試してみて、テレビはやはり有害であるので、エッチ本を含めファッション雑誌、バイク雑誌、クルマ雑誌、スポーツ雑誌などビジュアルな類と、本当の意味での深い哲学書や東洋思想、中でも道教や神仙思想、古神道を中心に少しだけ紐解くと、心もカラダも洗われて翌日の目覚めもナカナカのものだ。

ここで本題に入る。
熱中症の本質的予防は、普段からカラダを少し鍛えておくこと。
即ち、肥満しないような食生活とストレスを溜めない為の長い睡眠。
救急的には水分、塩分、糖分をこまめに摂り、カラダを適正に冷やすことなどである。

暑い時にはあまり考え事はしないで、熱帯地方の人々のように長い昼寝、長い夜眠を取ること。

もしかして長時間の重労働であるなら、こまめな休憩か早寝遅起き、筋トレ、体操、無思考、節酒、節煙であろうか。

楽しく、楽に生きてみるのも今の時期、決して悪いことではない・・・と思える。

ありがとうございました
M田朋久


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