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■ 健康常識の嘘 | 2011.12.22 |
あくまで個人的な臨床経験(32年間)と独自に集めた知識と情報の提示であるのでご参考までに。 「朝食を食べなさい」 個人的には朝食を食べなくなって10年になるが、スコブル快調である。 何よりも「快適」である。 朝から眠くなることがない。 団体旅行(海外、国内ツアー)に行くと必ず朝食を食べさせられるが、朝食を含め1日3回もメシを喰うと必ず便秘する。 このような旅行では朝メシを抜くワケにもいかず、浣腸を携行し毎日のように使用することになる。 インド医学の「アーユルヴェーダ」では、朝は排泄の時で食事をしない方が良いと説く。 お白湯を飲んでしのぐことを勧めてある。 空腹になると腸が動き出し、お腹が鳴り、自然で快適な排泄が起こる。 これだけでも一日気分が良い。 「アーユルヴェーダ医学」では食事の中心は昼食だと説いている。 夜にくらべて食欲中枢が覚醒されていて抑制が効き、太りにくいとのことだ。 「夜に食べると太る」 これも真実ではない。 少なくともそうとは限らない。 筆者は深夜、2時とか3時にスイーツ(甘い物)や果物、時にはごはんやカップ麺を食べるが、体重は5kg減少した。 これは別の減量法によるものかも知れないが、夜寝る前に食べたからではないかと思える。 肥るというのは単なる素人的な思い込みではないかと思える。 夜眠った後も脳は活動を減じず、昼間覚醒時同様にブドウ糖を大量に消費しつづける・・・らしい。 眠っているからカロリーとかエネルギーが消費されないというワケではないのだ。 「歩くのが健康に良い」 これも多分、半分は嘘だ。 別に歩かなくても健康な人はいっぱいいる。 健康のためと1時間も2時間も一生懸命、毎日毎日歩いて満足しておられる方がいるが、歩き方によっては腰や膝を痛めることもあるし、昼間だと紫外線を浴びすぎて肌は老化し街中だと交通事故の危険にもさらされる。 クルマや自転車から見ると少し迷惑だ。 チョット歩いたくらいでは筋力がつかないし、カラダツキもセクシーにならない。 逆に歩くとお尻が下がるという説もある。 確かによく歩く人のお尻は柔らかく垂れていることが多い。 その上、無酸素運動の「筋トレ」に較べて(歩行)は有酸素運動であるので、肉体の酸化を促し老化を早めるとも考えられる。 「よく歩く人はよく老ける」。 これは周囲の人を良く観察すれば実感できる筈だ。 無酸素運動の軽い筋トレは若返りに良いらしい。 筋肉から分泌されるGH(成長ホルモン)にアンチエイジング作用があるらしい。 「痩せると美しくなる」 これはケースバイケースだ。 人によっては中年以上で痩せるとシワが目立ち、人によってはかなり老けて見える。 拒食症で低体重の少年少女は、見かけ上はまるでおじいちゃん、おばあちゃんだ。 女性美も男性美も体重よりもプロポーションの本質は比率であるそうだ。 女性はWHR。 男性はSHR。 (WHR:ウエストヒップレイショー、お尻とウエストの比率の理想は70%) (SHR:ショルダーヒップレイショー、肩幅とヒップの比率の理想は80%) とのこと。 体重値そのものは極端でなければ、この比率さえ守れれば女性美・男性美が維持できる。 男女とも痩せても、肥ってもズンドーだと魅力的に見られない。 これも周囲を見まわしてよく観察されたら実感できることだ。 「よく噛んでゆっくり食べましょう」 これにも少し異論がある。 確かによく噛んで食べることは胃腸や消化に良い。 ただし、食べることに時間をかけすぎるのは良くない。 胃の活動が活発になり、胃液が出ているのに食事を胃に入れつづけると胃液が分泌され、ぜん動するので胃液と食物が食道に逆流してそれこそ逆流性食道炎を起こすことになる。 少なくとも胸やけがすることが多い。 食事はさっさと切り上げることだ。 だらだら食いの人は糖尿病が多い。 宴会やなんかで飲んだり食べたりと1時間以上にわたって習慣づいている人は糖尿病や所謂メタボが多い。 「早寝早起きは健康に良い」 これも一考したい。 日本には四季があって夏と冬、春と秋ではおのずと人間の過ごし方に差がある。 秋冬は早起きすると体に悪いし、負担がかかる。 夜霧朝霧とかの出る山間部や川べりの地域では朝寝がおすすめ。 朝風呂かなんかに入ってゆっくり起き出した方が良い。 こういう習慣は子供と大人、高齢者でも違う。 春夏は早起きもOKだが健康に良いとは限らない。 いずれにしても商売や勉強には良い。 早寝も頭やカラダがナマッて老化する・・・というより劣化する。 軽い廃用症候群だ。 使わないと何でも衰えるものだ。 どんな事柄もホドホドが良い。 とかく日本人は極端だ。 イヤなことを健康の為と無理してやっていると、活性酸素が出てカラダを老化させるとも聞く。 世間の常識も一度疑ってかかりたい。 世間にも何らかの意図があるかも知れない。 為政者や巨大企業はマスコミを通じて大衆を操作することもあり、十分注意する必要がある。 一般大衆や庶民が健康すぎたら困る職業や仕事は世の中にはゴマンとあるのだ。 ありがとうございました M田朋久 |