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■ 60兆 | 2011.10.25 |
午睡や車中の仮眠なども含めて横になっている時や人を待っている時、特に就寝時などウトウトする状態、寝入りバナには考えること、イメージすることについては特別な配慮、注意をしていることがあって、それを披露してみたいと思う。 その工夫のひとつで心を心地良さに持っていく為のトリガーワードがこの「60兆」という言葉である。 本の知識によれば、宇宙には60兆の星があるらしく、何故かしら人間の細胞の数も60兆であるそうである。 自分で数えたワケではないし、数えきれる数字でも無いので想像の世界であるけれど、何故同じ60兆か?と考えると不思議な思いを抱くが、物事を深く考えるほど世界は不思議なことだらけであるから、それはそれとしてここは深く追求はするまい。 ・・・で、この60兆の細胞を心の中で「意識」して、そのひとつひとつの全身の細胞に対して良い言葉、良い思い、良いイメージを与えるべく、時々意識を向けているのであるけれど、それがうまくいくとまず無条件にとても気持ち良くなるし、何だか健康に良さそうである。 準備状態としてはまず「呼吸」である。 自然でゆったりとした呼吸、特に吐く息と同時にピンク色、桃色の甘くとろけるような架空の妙薬が60兆のひとつひとつの細胞にくまなく行きわたり、瑞々しく癒やしていくようなイメージングをする。 この時には全身の筋肉、特に身体の表面の筋肉を少しずつゆるめていくと良い。 身体幹部の筋肉をゆるめていくけれど、横になった状態ならばそれも行うと良い。 ただし臍下丹田(下腹部の臍の下)あたりには少し力を込め、カラダの中心軸、それは脊椎骨の前方10cmくらいであるらしいが、とにかく自然に力を入れず立っている時に最も安定する軸を意識して、この丹田と中心軸を意識して、それ以外はすべての筋肉緊張をゆるめて(これはあくまでイメージであるけれど・・・)心地良くパワフルなエネルギー・気を送って癒やしていく、活力を与えていく。 さらに、いつも草原やら海やら空やら雲やら女性の肉体やらをイメージして、その中で心から安心しくつろいでいるイメージを、それも視覚・聴覚・触覚・嗅覚などの五感感覚を総動員して行うとさらに効果が高い。 これは慣れてくると一瞬のうちに達成でき、仕事やスポーツや運転・勉強などの疲労感・苦痛感がカラダに感じられる時には極めて効果が高い。 脳内麻薬(エンドルフィン)が大量分泌されるみたいで、気分も良く表面的にはもしかして上機嫌で穏やかな人物にうつるかも知れない。 60兆の細胞はそれぞれの役目を果たしながら健気にもキチンと生きているのだ。 生命そのものの極小の単位でもある。 それらが人間の体に60兆も存していて、毎時毎分毎秒絶え間なく活動しているワケであるから有難いことであるし、或る意味とても崇高なことである。 お金に換算するワケにはいかないが、細胞が1ヶ1円ということもあるまいが、例えば日本のお金の最小単位である1円としても人間は60兆円もの財産を持っていると考えることができる。 世界一の大金持ちと言われているマイクロソフト社のビル・ゲイツでも総個人資産が5兆から6兆円くらいであるから大したことないなぁ〜なんて思ってしまう。 それら1ヶ1ヶの細胞さんに人間の心のエネルギー、言葉のエネルギーで構成された「意識」でもって愛と感謝を捧げるというのは当然であると思えるし、それらを喜ばせ、気持ちよくさせることは自分自身や育んでくれた親や社会や世界や神に対しても善なることではないかと思える。 「60兆の細胞さん、毎日本当にありがとう」・・・という心の姿勢は人間としての正しい生き方・あり方ではないかと思い至る。 モチロン開眼では60兆も見えないけれど、同数の秋の星空を見上げながらしみじみと思うのである。 ありがとうございました M田朋久 |