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■ スキャンダル | 2006. 1.24 |
昨日の大ニュース。 ネット系某会社社長の経営陣の逮捕劇報道。 30代前半の若い社長。 インド哲学でいうところの「アルタ」、すなわち実利(お金)というものに価値を置く功利主義経営のヒーローということで、時代の寵児だった。 若いときはアルタ(実利) 青年壮年期はカーマ(性愛) 老年期はダルマ(倫理) 若いときはお金が全てであり、お金で何でも買える、という考え方になりやすいのだろう。 その哲学に陥ったということか。 陰謀という説もある。 外資系の投資企業の会社社長はこう言う。 女性やクスリや金融や贈収賄のスキャンダルで引きずり降ろされるとき、というのは、国家もメディアもグルのように見える。株価の動きも極めて作為的だ、と。 会社<社会。 企業経営も、世界情勢や社会全体のムードを睨みながら、ますます慎重に進めて行かねばならない。 今は、スキャンダルがもっとも怖いものかもしれない。 小さな倫理観などカンタンに吹き飛ばしてしまうTV・新聞を中心としたメディアも、すでに権力に組み入れられているかに見える。 今は易学では「土用」という時期である。 顕現期(物事が表に出たり、現れたりする時期)である。 「用心、用心、用心」 個人も企業も、良寛さんの言葉で締めくくりたい。 ありがとうございました。 濱田 朋久 拝 |