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■ 金運について | 2010.10. 9 |
近頃、当方の企業内不正事件に遭い、個人も企業も金銭的に大損をしてしまって、はたまた経済的に困窮している人と知己を得て色々と話を聞く羽目になり、あらためてお金の運について考えることもあり一筆したためておこうとペンを走らせている。 金銭的に大損をしたと言っても個人的には何の不足もなく、相変わらず、どちらかというと好きなものを食べ、好きな物を好きなように買い遊び、高級車を乗りまわし優雅に毎日を過ごしているワケであるから、このご時勢で世間の人々に顔向けできないくらいに誠に有難いことではある。 もともと自動車以外に高級な物は殆んど所有しておらず、豪邸に住まっているワケでも毎晩夜の街で尽蕩しているということもなく、おいしい物を求めて飲食店を渡り歩くということもなく平均500円の古着を私服用に買ってチープに楽しくオシャレを楽しみ、安物のぶら下がりのスーツを数着着まわして病院食を食べ、コンビニで食べ物を買い、時々は安い居酒屋で少しだけ魚や酒菜を一品ずつ食し・・・というような暮らしをしているので、生活にお金がかかることもなく、その上仕事は時間も量も多く、本気になってお金を使う暇も無いので普通にしていても自然にお金がたまってくるようなので、ことさら倹約や貯蓄を意識しているワケでもないのに何となく優雅に良い気分で生活している。 或る占い師の方の言によると一生お金に困ることは無いそうなので益々経済的には満ち足りて平穏に生活している。 有難いことである。 若い頃、確か20代の後半頃にPHPという有名な京都の出版社で松下幸之助が創設者と聞いているが、その雑誌の290円だか300円だかの紙質の悪いぺランぺランの記事を読んでいると「金運の良い人の特徴」をいくつか記してあって妙に心に残り、これは実行してみるべしと心ひそかに誓い、以来比較的忠実にこれを実践している。 金運の良い人の特徴は以下のようなものである。 第1に明るくて素直な性格 第2に気前が良い 第3に細かいことを気にしないアバウトな性格 第4にニコニコしてよく笑う(まさに笑う門に福来りである) こうしてあらためて列記してみると何のことはない、人に好かれる人、人が寄り集まりやすい人柄ということが分かる。 人が集まるということとお金が集まるということは考えてみると同義と考えて良い。 商人的に考えてみると、人即ちお客さんがたくさん集まれば自然にお金も集まってくるという理屈で極めて単純な人間社会の道理である。 金運の良い人というのは、人に好かれる人柄ということになるが、或る面「おひとよし」とも言えるので時には人に騙されたりもするらしいが、結局騙した人より騙された人の方がお金持ちでいることも多く見られるので、ペテン師やドロボーがお金持ちになったという話も滅多に聞かないことも理屈の裏付けになると思える。 逆から見ると金運の無い人というのは 第1に暗くて頑固な性格 第2にケチ(人の為には決してお金を使わない) 第3に細かいことにウルサクて神経質 第4にしかめ面、殆んど笑わないか無表情の人 ということになるが、確かにチョット考えただけでも貧乏くさい印象の人が思い浮かぶ。 つけ加えるなら金運の無い人はしょっちゅうお金のことばかり口に出している・・・という強烈な特徴を有している。 何でもかんでもまずはお金・・・という感じの人である。 確かに筆者の周辺の大金持ちの人は滅多にお金のことは語らず、また外見的にもそれについて関心は薄い・・・ように見える。 実際はそうでもないのかも知れないけれど、商人というものの本質はコツコツ厭きず(あきない人=商人)に人の為世の為に、もっと具体的には人に喜びを与える為に一生懸命無心に仕事をし、結果として経済的成功即ち富を得ているのではないだろうか。 追記@昔話や童話や寓話などでも繰り返し出てくる物語には「欲張りは大損する」という結末が多いので「欲張り」も金運の維持向上には良くないらしい。 追記A物事をすべてお金を中心に据えて考えている人も苦労が多いようである。 「こだわらない」という意味ではお金こそその最大の物ではないだろうか。 これはやや仏教思想的でもある。 以前にも書いたが、哲学者はお金儲けもうまいそうで、それはお金というものの本質というものをよく見とおしているからではないだろうか。 ありがとうございました 濱田朋久 |