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■ 追いかけてはイケナイ | 2010. 4.22 |
基本的には逃げてほしくない人や、物や事柄は追いかけない方がよろしい。 何故なら逃げられるからだ。 まずお金を追いかけてばかりいる人はあまりリッチになれない。 仕事を追いかけた方が良い。 仕事の本質でもある「人に喜ばれる」ことを追いかけた方が良い。 女性も追いかけると「逃げられる」。 ましてや逃げてしまった奥さんや恋人など決して追いかけてはイケナイ。 完全に嫌われてしまうか、さらに逃げられることによるその精神的苦しさなど並大抵ではない。 男にとってお金と同じく女性に逃げられること程寂しく悲しいものはない。 世の中には「追えば逃げる」というひとつの法則があるのだ。 聖書に十戒というのがあり、仏教にもイスラム教にも戒律があって、人間のしてはイケナイモノなどが結構いっぱいあるのだ。 幸福というものもあまり追及したり、追いかけたりしない方が良いそうである。 多少哲学的になって幸福論みたいなものを読みふけるのも良いが、そもそも人間社会の幸福のカタチなど実にはかなくモロイものなのだ。 たとえば芸能人のおしどり夫婦みたいなものもコマーシャルなどに出た途端におかしくなって離婚という不幸な(これも不幸かどうかワカラナイけれど)結末になって世間の恥晒しになるなど良くあることだ。 そもそも幸福というものは追いかけるものではなく「今ここで味わうものだ」。 だから幸福でいたければ今ここ、この時に幸福であると感じていれば良いものなのだ。 多くの人間にとって欲しがるものイコール追いかけたいものという風に自然に考えておられると思うが、そのことを本当に手に入れたければ欲しがらずに只待てば良い。 選択すれば良いとモノの本に書いてあった。 富とか財産とか名誉とか地位というものは一生懸命に一途に知恵と努力で勝ち得るとういうことにあるのかも知れないが、それよりもそのような努力の結果として自然に社会がその人に与えるものではないだろうか。 色々な偉人伝や成功者の自叙伝などを読むと、そんな風に読みとれる類のものが多い。 一般的に給与所得者の人であれ、自営業の人であれ自分の給料は自分で決められるものではないし、社長や経営者が決めるものでもない。 細かい数字はともかく、組織や社会が自然に決めているものなのだ。 世の中には相場というものが厳然と存在していて、突飛な数字というのは殆どなく、その相場を大きくハズされることはない。 こういう職業のこと地位ならこうとでだいたい決まってくるものなのである。 モチロンその人の能力・人間的魅力・総合的人間力みたいなものも多少影響してくるが、実はあまり大したことはない。 殆ど運と実力である。 そして運も実力のウチで、自己評価と他者評価の不一致している人で自己評価の高い自惚れ屋はたえず不平不満を口にして会社を最終的にクビになるか、今時なら一生懸命求職しても大した職も収入も得られないことが多い筈である。 感謝力という言葉もあるが、何でもありがたいありがたいと困っている人や、求める人の頼み事を丹念に丁重に期待以上にこなしていく人には殆ど必ずそれ相応の地位と収入を得る筈であるけれど、このことを明確に自覚している人は意外に少ない。 欲しいものは追いかけるのではなく追わせるものなのだ。 お客さんもお金も素晴らしい女性も・・・。 欲しいものは殆どは魅力的な能力のある人や才能のある人、豊かな人間性の暖かく明るい人に必ずついてくるものなのだ。 そういう風にならない人は大概少しの自惚れがある筈なのでもう一度客観的に自己評価されたらと思う。 自分というものの「社会的価値」というものは、社会が決めるもので自分が決めるものではない。 自己評価の高い人はその根拠について一度しっかりと数字化し明文化してみるのも一法かも知れない。 人間が追いかけてしかるべきものは夢以外にはない。 夢というものは絶対手に入らないから夢であって、本当に手に入れたかったら追いかけるより追わせるだけの魅力的で価値のある人間にまずなるべきである。 超有名なスポーツ選手や超有名な芸能タレントなどを見れば、このことが明瞭に理解できる筈である。 契約更改や交渉で揉めるなどという状態は凋落の手前の人間の有様である。 ・・・と思います。 追記 流行も基本的に追いかけてはイケナイ。 それはあなたから魅力とエレガントさと心の落ち着きと自信を奪う。 所謂、世間一般の誘導された価値観と混じり合い没個性と真のオシャレについての喜びを奪われてしまう。 あなたは自分の本性・本質から衣服や装飾品を自由に選ぶべきである。 そうすることであなたは真の自分自身になった心地良い気分を味わうことができる上に、周囲の人々から一目置かれる粋な人・素敵な人との評価を受けるかも知れないし、憧れの的とかカリスマとか人々の耳目を集める存在感のある人物と見なされることができるかも知れない。 ありがとうございました 濱田朋久 |