コラム[ひとくち・ゆうゆう・えっせい]

コラム:ひとくち・ゆうゆう・えっせい

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■ 稲盛 和夫2009. 9.17

京セラという会社の創業者で、第二電々<携帯電話AU> の創業者でもあり、今や日本でも有数の企業の経営者である。
京都賞という、社会的に功績のあった経営者を表彰する賞の創業者でもあり、盛和塾という若い経営者向けの勉強会の塾長でもある。
謂わば、昔のパナソニックの松下幸之助と並び称されるくらいの、経営者の人々の教祖的存在の偉い人物である。


一時期、出家して仏門の道に入ったが、還俗して今も経営者としての後世の育成や社会的行動で活躍されているらしい。

この方とはチョットだけ、御縁があって、12年前に宮崎県で
実際にお会いしたことがある。友人のホテル経営者に連れられて、タマタマ盛和塾の会に出席したのだが、稲盛氏の講話内容に
それほど感銘を受けたワケではなかったけれど、その後に友人の社長に紹介してもらったSという方とのご縁や、その人に連なる様々な出会いは筆者の人生の出来事に多大な影響を与える、巡り合わせであったので、「事の発端」としての稲盛和夫という人物についてはあらためて、何かしらの不思議な縁(エニシ)を感じている。


昨年の11月末に、当時一緒に過ごしていた、親しい人の衝撃的な突然死が人生を振り出しに戻し、また改めて稲盛氏の書物とCDによって、まるで宗教者のような「説法」を聴いていると、また新鮮な喜びと共に、モリモリとヤル気と希望を見出して、一時期、沈滞していた心のエネルギーの再上昇と未来への明るい予兆というものを心の深奥に再び感得するようになった。しかし相変わらず、身も心も深い水底に沈み込むような感傷と憂愁を感じつつも何かしらの

「生きる希望」

のようなものの萌芽を僅かながら、湧きたてられている。


やっぱり立派な人というのは、人をチャージ(充電)し、元気づけることができる人らしい。


「人間はこの世に魂を磨く為に、そしてそれは魂を『浄化』『 純化』『進化』させる為の生まれてきた」

「宇宙は人間の成長を・・幸福を創造することを応援している」

「仕事を一生懸命することが宗教家の荒行と同じように人生の修行修養になる」

具体的には『精進』『静養』『感激』『謙虚』『持戒』『禅定』などの行を毎日過ごすことが人生の幸福と成功を思った以上に得られる・・・など多分に仏道に基づいた哲学と輪廻転生の思想で或る意味、正統的な宗教家のようであるが、これは浄の東西を問わず、成功した経営者の中に、見出されている普遍的、一般的な特徴である。


ここでは、特に稲盛氏礼讃を述べようと思いついているワケでもなく、1ヵ年という年月を経て、同じような新たな心の計画を練っている時、単なる書物とCDであるけれども、稲盛氏に再会したことが、筆者の心に根拠のない自信みたいなものを再び、喚起してくれたように思えて、またそれはやはり「利他行」というものに象徴される経営者としての考え方や生き方について「これでいいのだ」「それでいいのだ」と言えるような深い安心感を得てさらに心地よい安堵感を味わっている。


「これで行くぞ」「これしかない」という方向性の大原則は、この存在、この命を世の為人の為に出来る限り捧げようではないかということである。
少しは自分の為にという甘えも多分にあるものの、大方針として、この方向性は筆者のどんな困難にも挑戦していこうではないかという気概と勇気のようなものを与えてくれている。爽然として涼やかで転々とした気分をもたらしてもくれている。
立派な人のそれも殆んど、無質の行為、言動というものは、誠に有り難いものだ。

感謝・感激・ナミアムダブツ。

ありがとうございました。
濱田 朋久



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