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■ NHK | 2009. 7. 6 |
言わずとと知れた日本(N)放送(H)協会(K)の略である。 まるで子供騙しのような語呂合わせであるが、最近は何故か内容まで「子供騙し」になったような気がする。 このことは日頃からウスウス感じていたことであるが、「正論」という産経新聞の出しているオピニオン雑誌に堂々と「NHKよ、そんなに日本が憎いのか」と批判してあったので、この記事に勇気を得てこれを書いている。 今年の正月の元旦の7時のニュースを観た時には、一瞬目が点になってしまったのであるが、そのニュースの内容というのが何とインターネットカフェで年を越したワーキングプアかそれに近い人々の特集であって、確かに視聴者の耳目を瞬間的に惹きつける内容ではあると思えるけれども、昔から「オメデタイ」とされる、元旦に流すニュースの内容として果たしてふさわしいものなのであろうか。 別に正月だからと言ってワザワザ浮かれる必要はないが、年の始めの昔からの日本のシキタリとして「明けましておめでとうございます」と家庭でも職場でも、知人や友人間でも、見ず知らずの人々の間でも嬉しそうに挨拶をかわし、何かしらの弔事や不幸でもなければお互いに祝い合うのがひとつの伝統であり、国民にとっての或る意味美風であると思えるのに・・・である。 そもそもネットカフェで年を越した人が日本中にかなり存在していたとしても、あくまで少数派であろうし、そのような人ですら一生懸命生きてひとつの生活の工夫としてそこで「年を越した」ワケであるから或る意味大きなお世話である。 このような内容を敢えて報道するというNHKの思考の論理というか意図というものが理解できない。 何か国民を正月早々から不安におとし入れて社会恐怖を煽っているようで、そこに何がしかの悪意すら感じさせるものがある。 これに先立つ昨年の選挙の時には、普通に中立的に見てもはなはだしく民主党に肩入れした内容で、小沢党首の誠に耳触りのよい国民生活云々のスピーチを流す一方で、安倍元総理の数々の失態を次々と繰り返し放送し、結果的にも民主党の大躍進という結果にいたり、メデタク安倍内閣の命脈はあざやかに切り捨てられてしまった。 テレビの力は誠に巨大であるのだ。 その力を思う存分に使って大衆の心理を操作しようとしているなら、これ程の悪質な社会悪は無いとも思える。 殆んどの人は、NHKがまさか嘘をつく筈はないと思っているし、正論などというマイナーなオピニオン雑誌など読まないであろうし、ましてや筆者のような一介の町医者の話など誰も聞かないであろうからハッキリと明言しておくが、NHKほ堂々と嘘やインチキをいかにもまことしやかに放送するチャンネルはない。 民間放送会社(民放)などまだカワイイものである。 何故ならばスポンサー・広告主という縛りがあるので、どうしても社会悪や虚偽の存在としての報道機関としての存続は不可能であるからである。 広告主である一般企業というものは意外にそれらの悪徳・不徳・虚偽というものは明らかなスキャンダルの火種になるので、一般の予想に反して逆にコマーシャルそのものをのぞいては意外に信用できるものなのである。 先日も或る患者さんが飛び込んで来て、○○というおクスリの副作用にこんなものがありますという報道があって「クスリを変えてくれ」というものがあったが、このことを色々と書物や文献で調べてみてもそのような副作用など明瞭にはなく、米国の有名なその道のドクターの見解によればそういうことは100%近くありえないと断言してあったので、件の患者さんにはよくご説明して納得安心していただいた。 またこれに関連して「うつ病」の処方の仕方についていかにも多種類の処方薬が悪徳医者でヤブ医者で、1〜2種の処方をする医者が良医であるような内容の特別番組もあったが、これなども明らかな嘘の報道で非常な一面である。 クスリというものは単剤(1種)で出すというのは結構危険であるばかりでなく、クスリの種類によっては依存しやすいという傾向もあって絶対ではないが、専門の医者であれば多剤多種のクスリを上手に処方して治していくものであって、このような素人くさい報道は誠に迷惑千万である。 また専門家とか知識とかを番組に出して国民をケムに巻くというものもあるが、お昼の番組には元経済担当大臣の竹中平蔵氏にそのようなものに近い妄言とか妄説に近い「お説」をもっともらしく喋られていたが、これなど国民の正常で幸福な暮らしをあざむく為の悪意を持ったオタメゴカシ的茶番報道と思えた。 結構腹が立ったものである。 兄さん(N)ホントに(H)狂ったの?(K) NHKである。 「責任者を出せ」だ〜。 「正論」に掲載されていたやや亡国的とも思える協会の嘘つきぶりを思うと呆れて口が塞がらない。 それでもNHKだ。 仕方がないが国民の一部であるが皆様どうか報道内容についてはよ〜くご吟味されるよう・・・。 老婆心ながら・・・。 ありがとうございました 濱田朋久 |