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■ メンタルヘルスまとめ編 | 2008.10.31 |
何かしら短い文章で読者の皆様にうつ病、認知症を含めた心の健康(脳の健康?)のコツを一挙にまとめてみましたのでお読みください。 @食習慣 魚を食べること。 肉を減らすこと。 これは大昔から解っていたのですが、極端な菜食主義(ベジタリアン)も、低コレステロール血症になり、特に男性のうつ病を惹起するらしい。 男女共魚、特に青魚に含まれるオメガ3脂肪酸(EPA,DHA)が、オメガ6脂肪酸(植物油)については不明である。 A運動 週3回、30分程の軽くて楽しい運動が効果が出る。 ちなみに30才代が最も運動習慣がないらしいので、この年代の方は用心したい。 B光を浴びる 日光、特に午前中の日光は良いらしい。 紫外線の発癌性が少し気になるが、ことメンタルヘルスには明るい方が良いらしい。 これは蛍光灯などの人工光でも効果ありとのことである。 C睡眠 6時間から8時間以内の睡眠が良く、短眠も長眠も良くない。 日中キビキビと活動すること。 朝も夜もダラダラと長く眠るのは良くない。 また不眠はうつ病を悪化させる。 不眠とうつ病は相互に往来する。 つまり、うつ病で不眠になり不眠もうつ病を悪化させる。 まさに悪循環である。 D仕事 仕事の満足度の上昇は以下の項目による。 1)興味のある楽しい仕事 2)ある程度満足のいく収入 3)人間関係 4)自由度(裁量権) 5)キャリア・アップ(自己成長も含めて) である。 上司や会社や同僚の援助があるとさらに良い。 EBDNF仮説 最後に最近の有力なメンタルヘルスにおける仮説を提示してみたい。 BDNFとはBrain-derived neurotrophic factorの略で、日本語では脳由来神経栄養因子というものであるが、メンタルヘルスの低下した状態の人には脳の海馬とか前頭葉にこの物質が明らかに低下しているとのことで、これらの上昇の為に先述したコレステロール、オメガ3脂肪酸及びリチウムなどの微量の金属が関係しているようだ。 巷間にあふれている俗説にも流されてはいけないが、参考になるかも知れない。 リチウムの値については病院で簡単に測定できるし、食事との関連については自分で試してみて感触を確かめると良い。 男性の場合、多少の間食は好もしいようだが、他病(癌とか心臓病)への懸念もあり、魚の方が無難かも知れない。 以上ご参考までに ありがとうございました 濱田朋久 |