[戻る] |
■ 嫉妬深さについて | 2008. 8.26 |
嫉妬という感情は、普通誰の心にもありそうに思えるが、その強弱については易占上の「星」によってかなり差がある。 嫉妬という心の状態にはその字意に微妙な分類があって、まず一般的に使用されている「ねたましい」という表現は羨望(うらやましい)という感情も混じっているので、嫉妬という言葉の中に多少羨望の意味が含まれているかも知れないのでご了解いただきたい。 そういう理由からここでは厳密にではないがこの二種類の感情を少し分けて延べていきたいと思う。 最も嫉妬しない星はというと、三碧木星の人々である。 この星の人の殆んど誰に尋ねても嫉妬という感情を持たないと断言する人が多い。 特に男女間にこれがあり、それは女性に著しいようだ。 男性の場合、嫉妬というより羨望みたいな感情は多少瞬間的に生じ得るがあまり大したことはない。 その結果、三碧木星の人の相方や配偶者は不思議なことに浮気をしない人が多い。 何故ならば浮気というものが感情的に存在感と重みを持つ為には嫉妬という心の状態が必要であるからだ。 この嫉妬という感情がかなり弱いので、誰か特定の人に強烈に執着するというのが薄弱である為に、人を押しのけようとか蹴落とそうとかというような本能的な意欲も少し弱いようで、その為かどうか不明であるが金銭への欲求はあっても潜在意識の中ではあまり必要を感じないようで、何となく金運が弱いように見える。 一方同じ木星であっても四緑木星の人などは、最も嫉妬心、それも羨望心が強い為に金運がとても弱いが、逆にまた非常に強いという場合もあってやや難解である。 結論としては羨望心を努力とか勉強によって自らの成長と成功への目的や意識、高い志などに向けた場合には、もともとカラダも丈夫でアタマの回転も良いので、中には大成功する人がいる。 男女間の嫉妬では、女性は男性にくらべてやや弱いようだ。 四緑木星の男性の女性への嫉妬心はとても強烈で、その性欲の強さと精力の過量さをうかがわせるが、女性の場合意外にも稀薄で、その感情は嫉妬心というより羨望心に近い。 六白金星、七赤金星ではどちらも嫉妬深いが、六白金星の人は男女いずれも嫉妬心が強いが、その心理的ベースにあるのは相手への支配的欲求であり、相手を完全に支配、コントロールしたいという欲求に基づくもので、いわゆる純粋な嫉妬心とは呼べないかも知れない。 ただ相手をキッチリと管理支配したいという欲望の表現としての嫉妬であるように見える。 七赤金星の場合、女性がやや嫉妬深いがあまり大したことはない。 特に男女間のそれは案外アッサリしていることが多い。 二黒土星、八白土星、五黄土星も嫉妬心はあまり強くなく、どちらかというと羨望心である。 中でも二黒土星の人の羨望心は結構根強い。 これは八白土星の人にも言えるが、自らの金銭的執着の為、他人が儲かっているのや名誉を得ているのをひどく嫌がるように思える。 これも厳密に言うと嫉妬心というよりどちらかというと羨望心が多い。 男女間の嫉妬心は意外なことに八白土星の人に強いようだ。 他人の栄誉を欲しがるというのもこの星の人が多いようだ。 さて、男女間での嫉妬心が強烈なのは意外にも一白水星であり、九紫火星である。 一白水星はその性欲の為に性的妄想や想像をしやすく、その為に悶え苦しむことがあって、気の毒なほど落ち込むことがある。 また女性のこの星の場合、性的欲望の強い悪辣な輩に遊ばれてしまうことも多いように見えるが、本人の本質は意外にも貞節である。 この星の人の嫉妬心についてはかなり検討を要する。 つまり複雑になりやすいということだ。 九紫火星の人は、その愛情深さから「アナタだけヨ」というタイプが多いので、これも嫉妬心というより支配欲の発露としての嫉妬心かも知れない。 結論としては、広義の嫉妬心というものを分離していくと、羨望心、支配欲、純粋な嫉妬心とに別個なものとに考えると、総合的に「嫉妬」というものの本質に迫ることができるような気がする。 以下に嫉妬深さランキングを筆者の独断と偏見で書き記してみたいが、嫉妬深い順位で列挙すると、 1.一白水星(嫉妬心と羨望心) 2.四緑木星(羨望心) 3.九紫火星(嫉妬心) 4.八白土星(嫉妬心と羨望心) 5.六白土星(支配欲と操作欲) 6.二黒土星(支配欲と操作欲) 7.七赤金星(支配欲) 8.五黄土星(支配欲は強い) 9.三碧木星(支配欲) いずれにしても欲望の強さが落ちてくると自動的に嫉妬心も下がってくる。 嫉妬心というのも別の面から見ると若さの秘訣かも知れない。 ありがとうございました たくま癒やしの杜クリニック 濱田朋久 |