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■ 本屋へ行こう | 2008. 7.24 |
ツタヤという全国チェーンの本屋さんは、DVDレンタルとマッチさせて大成功した会社であるが、この創業社長のMという人物はとてもアタマの良い人で、この会社の社会への貢献としての思想というのは「生活提案」というものであるらしい。 人間の生活というと、その参考書はやはり映画と本ということらしいが、確かにこの現代の私達の人生生活というと必ずモデルがいるものであるが、それを「映画と本」という風に見切るというのは彼の経営者としての慧眼ではある。 その上、レンタルCDとかDVDを最も利回りの良い金融商品と見立てたところもやはり異才である。 つまり貸し金よりも貸しビデオの方がはるかに利回りの良い投資物件と見切っているのである。 凄いですネ〜。 言うところの「本質を見抜く」ということであるが、この能力はあらゆる商売人とかビジネスマンとか経営者には必須のものであるそうである。 話しを「本屋さん」に戻すが、本屋に行くというのは、私にとっては田舎における唯一のアミューズメントであるけれど、本を買うと言う行為はどちらかというと投資に近い行動と言える。 つまり自己投資と「遊び」とが複合したものではあるが、どちらかというと投資に近い感覚である。 以前は本代の領収書も取っておいて経費に計上していたが、事情があって今はやめている。 しかしながら、内科の医者という職業人としては知識を得るというのは大事な仕事の準備、寿司屋さんで言うとネタの仕入れみたいなものであり、ブティックにおける洋服の仕入れのようなものであるから、少し純粋性に欠けるがあきらかな「経費」と思えるが、これは税務署の解釈の問題であるからどちらかの判定は不明である。 「本を読む」という行為は個人的には大いなる楽しみではあるけれども、とても有益な自己投資とも言えるような気がする。 本屋さんに行くと、好奇心をそそるものに溢れていて、全ての本や雑誌を購入して、その中で知的興奮と喜びの中で泳いでいたいという激しい衝動を感じる時もあるが、財布と時間とを考慮して有益で価値のあるものを慎重に選ぶようにしている。 「良書を読む為には悪書を読まないこと」という金言はいつも心の中で生きているので、時間を浪費する行動はできるだけ避けたいが、本屋での逡巡はどうしてもやめられない。 1〜2時間がアッという間に過ぎていく。 追記 残念ながら最近の映画、特に洋画は胸の悪くなるような残酷でムゴタラシイものが多く、ファッションとか言葉とかも少しも美しくないので、個人的には少しも「生活提案」になっていないので、やはり昔の映画の方が個人的には好もしいようだ。 ありがとうございました たくま癒やしの杜クリニック 濱田朋久 |