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■ 腕時計 | 2008. 6.23 |
しばらく腕時計に凝っていくつか購入してみたけれど、結局今はもらい物を身につけている。 自分の為に買ったモノはみんな人にあげてしまった。 男性雑誌を見ると必ずと言って良いほど腕時計の広告が載っていて、最近では時に女性雑誌にも大きくそれが掲載されている。 身装品としての腕時計にはそれ程妖しい魅力があるのであろう。 数万円から数十万円、中には数百万円、数千万円の物から百円ショップや夜店のバッタ物から、こと腕時計についてはただ手首に巻くだけの時刻を報じる小型の機械にしては、オソロシイくらいの値段と価値づけの開きがある。 それは丁度、単なる新聞の折り込みチラシと貴重な芸術品となるような有名画家の絵画程の差異がある。 特に男性の場合、この腕時計の魅力については、身につけられる装飾品というとブレスレットとかネックレス、指輪などあるにはあるが、女性のそれ程一般化していない上に、見た目も少しヤクザな印象になり、多くの常識的なビジネスマンとか男性にとっては、それを身につけるには抵抗があるものだ。 その上男性はこういった時計のように機械系のオモチャは大好きで、カメラとかクルマとかオートバイとかオーディオとかパソコンとか自転車とか中にはピストル・鉄砲であるとか船とか汽車であるとか飛行機であるとかとにかくメカニカルなものには女性とくらべはるかに強い興味を示すことが多いようだ。 このような趣味的な物品としてよりも「純粋にファッションとしての腕時計」についての筆者なりの見解を独断と偏見をまじえて結論を述べるならば、男の腕時計は仕事人とか学生徒とかビジネスマンの必須アイテムとして決して欠かせないものであるが、それはできる限り「目立たない」ものが最高にカッコウが良いということに気づいて近頃はギトギトしたロレックスの金時計であるとか、今流行の大きめのブランド品のクロノグラフとかはやめて、皮ベルトの小さいあまり高価でないモノを女性のように内側、つまり手のひら側にフェイスを向けて右手首の最もくびれたところにタイトに巻くようにしている。 一番良いのは時計をしないと言うのもオシャレではあるけれど、それは極めて身分が高い人で時々刻々と時間を訊ねても即座に答えてくれる秘書とか付き人とかボディガードがいてくれるか、自分の行動や時間の管理をすべて周囲の他人がする王族とか大企業の社長さんとか総理大臣とかに限定される。 色々試してみて、映画なんか見て研究してみても、男女共宝飾品はさりげなく目立たないほど上品で美しく人にも好印象を持たれるしカッコウも良いように思える。 皆さんはどう感じられるかさまざまであろうと思うが、私なりの感覚を記してみた。 これはファッション全体に言えることで、「目立つ服装」というのはファッションセンスとしてはオモシロクはあるが、少し下品な気がする。 衣装が目立ってしまって本人がかすんでしまうということがよく見受けられる。 追記@ 女性の場合、上品にブランド時計をしているのはとても素敵であるが、やたら高級なモノをつけていると多くの男性は残念ながら「ひいて」しまう。 何故ならば、女性の強烈な自己主張というのは、多くの男性にとって大概わずらわしいもの、その上高級ブランド品というのはとても高価であるので、その女性が「お金のかかる女性」と見なされて敬遠してしまう可能性もあり、さらに同性からも羨ましがられたり嫉妬されたり、逆に下品だとか言って見下されたりして自己満足以外に精神的に良いことなど殆どないような気がする。 追記A もらい物の腕時計は或る意味尊敬する社長さんからのもので、数100万円の金ムクのロレックスと数10万円の金コンビのロレックスである。 追記B 先述したが、自分で買った腕時計は全て職員の人や身内や子供にあげてしまって、今身につけているのは弟のコレクションの中の日本製のセイコーとシチズンの3万円ほどのものである。 とても気に入っている。 追記C 気に入った腕時計をしていると、何故か勤労意欲が高まるが、時計ばかり見ているので周囲の人々には少し悪印象を与えるようだ。 ありがとうございました たくま癒やしの杜クリニック 濱田朋久 |