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■ 愛について(8) | 2004.12.13 |
12月。年の瀬という言葉が虚しく感じられるほど冬らしくない今年の陽気ですね。 またまたご無沙汰しております。 「愛について」 後3回・・・。はあ、はあ、はあ・・・。 頑張ろう! 先日「愛と心理療法」という題の本あり、ぱらぱらと読んでみました。 手元にその本がなく、著者を明記できませんが、外国人の女性。次回お知らせいたします。 その中で、「恋愛の愛」は、結婚へ導く「愛の罠」と。フムフム。 そうかも知れませんね。生殖、種族保存へのエネルギーとして、かなり高いエネルギーを持っている。それから生まれる喜びも苦しみも結構深い。 思春期〜青年期の男女に限らず、この「恋愛」の治療効果は、思ったより高く見える。 実のところ、諸刃の剣のようなものでしょうけれど、恋愛中の男女のこころ、脳内で起こる化学変化は劇的だ。アッという間に人生を「虚無」と「苦悩」から「歓喜」と「喜び」へ一気に持ち上げる。 体内には活力が満ち、疲れを知らず、痛みを消し去り、顔色はいきいきと輝き、肌艶が良くなる。化学反応としては、単にホルモンの分泌が良くなるだけかも知れないが、そこに至る人間の、心と体のシステムが面白い。やはり神が与えた生命のシステムに「恋愛」という愛のマジックが、それが完全な幻想、妄想であったとしても、必要なものなのでしょう。 全体生命の維持装置としての「恋愛」の位置づけは、極めて興味深い。 恋愛〜結婚〜出産〜養育。現代の社会の持つ一連の、ステレオタイプな流れは、人間だけで造りあげたものではないらしい・・・と思える。 それが「罠」であっても「無い」より、また「はまらない」よりマシな気する。みなさま、いかがでしょうか? 濱田朋久 拝 |