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■ 女の人の心について | 2008. 3.15 |
女の人の心については、長年に渡って、思春期からだから、約40年間程、色々と本を読み漁り、研究してきたが、今でもチョット油断すると、全くこちらの予測できない行動をされるので、ホトホト困惑してしまう。 男の中にも何故か、女性の心を「読心術」かなんか、使えるのではないかと思えるくらい、たくみに理解できる人物もいて、ずい分便利だろうなあと思うけれど、別に羨ましいとは思わない。 何故ならば、女の人の心の中なんて、実のところあまり知りたくはない。そんなものを知ってしまったなら、何となくではあるが、自分にとっての人生が少しもロマンチックではなくなってしまうような気が、直感的にではあるが、してしまうからだ。 自然な状態では、我ながら余程鈍感なのであろうか、全く、女の人の心、気持ちはわからない。 周囲にいる看護婦さん達ですらわからない。 モチロン、妻の気持ちなど分かろう筈もない。 別に、女性を理解しようという気持ちが、無い訳ではないが、自分の心のコントロールやさまざまな好奇心の研究に追われてしまって、殆んど時間的にもエネルギー的にも余裕がないのだ。 結果として、女性からしてみると、何となくボーッとして鈍感な人間に見えるのではないかと推測している。 不思議なことに、男の心は手に取るように解ることが多い。これは、中高一貫の男子校に6年間もいて、大学も当時は圧倒的に男子の割合が多い医学部にいたせいもあるが、男というものは、暴力的で、攻撃的で、危険な人物も時々いるので、必要があって読むようにしている。 攻撃性、暴力性は男性ホルモンのなせる仕業であるから、いたしかたないから、「戦い」に備えて絶えず神経を鋭がらせている。これは多分、本能的なものであろう。 そのような訳か、女性に対してはハッキリ言って、物凄く油断をしている。 周囲の自分のことを真から思ってくれる男性の何人かは、再三にわたって充分に、女性には注意するように指導してくれるが、考えれば考える程、やっぱり「女心」は分からない。考えているウチに最終的には面倒臭くなってしまう。 或る女性の書いた、女性の心の特徴を明瞭明快に解読してくれた本に出会ったので、ここに記してみたい。 多くの男性読者には少しお役に立てるかも知れない。 【1】女性は自己中心的である。 そうは見えないが、そうらしい。 他者の立場にナカナカ立てないらしい。 そう言えば、他者の気持ち、客観的立場に立つようにいくら促しても、感情的になった女性が、そのような心理的ポジションの移動するのを見たことは殆んどない。 色々なクールな説明が全くの「徒労」であったことに後になって気づく。 【2】女性はすぐに感情的になる。 理由もなく、突然になるので、まさに驚天動地、晴天のヘキレキ。全く対応のしようがない。 【3】女性は愛されたい。 これは、何となく理解できる。 【4】女性は愛したい。 これも、やはり少し理解できる。 「追っかけ」でなくともペットや子供を異様な程可愛がる女性は何人も見てきた。 【5】女性は、独りではいられない。 例外はあると思うが、常に友達とか仲間がいるらしい。 「孤独好き」とはちがう。「孤高」なんていうのは、やはり男特有なものであろう。 【6】女性は、【1】〜【5】を全て同時に手に入れたい。 男から見ると女性が欲張りに見えるのはこの為であろう。 追記するなら、「愛し愛されたい」という状況についても、男とちがって年がら年中、1日中そうでないと気がすまないのが、女性の本性であるらしい。 男の場合、仕事や趣味に夢中の時は「愛してる」なんてあまり思わない。勿論恋する男は多少その傾向はあるものの、それは「恋わずらい」という一種の病気である。男は、1つずつとか、着々とか、是々非々とか、「それはそれ」「これはこれ」という風に自然に考えるが、女性はどうもちがうらしい。 女性と話をしている時に、感情的になると言葉は悪いが「味噌も糞も一緒」みたいに、理性も感情も欲望も混じり合ってグチャグチャ。理屈も何も無くなる時があるが、これも何ら不思議な現象ではないそうだ。 これらは、左脳と右脳をつなぐ脳梁(のうりょう)という部分の太さが、女性の場合、男性より大であることからも予測できる。 理屈と感情が一気に、また交互に往来し、普通のアタマの男達を途方に暮れさせる。 言葉の能力も、女性の方が、年齢、知性が同等であれば、女性に軍配が上がる。 また、女性は直感にも優れていて、本能的に、自分にとって善人、悪人を見分ける。 好都合な人間か、不都合な人間かを一瞬にして見分けられるらしい。 こういう風に書いてくると、何やら女性に対する恐れ、畏怖、蔑視とか、男女差別に受け取られるかも知れないが、確かに多少そうかも知れない。 男女差別というものも、完全一掃というのはありえないと思う。 トイレもお風呂も別であるし、職業適性にも向き不向きが、かなりあるように感じる。 男女共に、その存在としては、全く平等であると思うのだけれども、お互いを理解し合うのに、この程度のことを知っておくことも、良好なコミュニケーションの為に、少しは役に立つと思うので一筆してみた。 役に立つ知識情報と思えるが、あくまで傾向である。 このような傾向にない女性も例外としておられるが、かなり勉強していて、自己管理やトレーニングを積んでいる女性であろう。 実際に会ったことはない。 映画や評伝などを見ていると、かのマザー・テレサですら、この女性の特徴をしっかりと備えていたように思える。 ありがとうございました。 追記 3月14日の今日はホワイトデーというらしい。 この文章は、女性へのプレゼントになるかも知れない。 先述した女性の特徴も、見方によっては愛らしいとも思える。 よくよく考えてみれば、そのような性質だからこそ、女性は女性としての強烈な弱点と同時に魅力ととれなくもない。 女性を好きな男性にとっては特にそうであろう・・・と思う。 多く、「弱点」「欠点」というのは、他の素晴らしい気質、能力、パーソナリティが備わっていれば、男女共、「魅力」として周囲から受け取ってもらえるものだ。 たくま癒やしの杜クリニック 浜田朋久 |