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■ 時間ドロボーは誰? | 2008. 2.20 |
熊本市と人吉市は、約100km離れている。 この両市の有床のクリニックをかけ持ちで診療しているので、通勤時間を含めると、1日に計13時間から14時間仕事をしていることになる。 ホームページのコラムを、連日、更新しているので、「先生はいつ寝るんですか?」という質問をある親しい患者さんからされたので、自分の時間管理について、これを書いている。 コラムについては、一番の援助者はこのホームページの管理をしていただいている「地域情報バンク」の方々である。感謝感謝です。 夜中、寝がけに書いたメモを、キチンとした文章にしていただいている。ありがとうございます。 もうひとつの理由は、時間管理だ。 週3日間、2時間のバスケットボールもしていて、朝の体操、瞑想、読書、その上コラム書き、少しの勉強もできているのには大きな理由がある。 それは、一言で表現するなら、家にテレビと炬燵がないということ。ついでに、新聞も読まないこと。 テレビと、ゲームと、新聞と、インターネットと、メールと、長電話は、大量の時間を貴重な人生から奪っていく。 特にテレビは見出すととまらない。 スポーツとかニュース番組はとりわけ面白くてとまらない。 ゲームはしたことはないが、子供達を観察していると、1時間や2時間はアッという間に空費しているようだ。 何も生み出さない、虚しい時間。 客観的に見ると、悲しい時間だ。楽しみはあるけれど、愛がない。 反射、反応はあるけれど、思考はない。 テレビを見ていると、感情が鈍麻してくるそうだ。この原因はわかる。悲怖な出来事が映像に出されると、自己防衛的に心がクールになる。ラジオで聞くとコーフンするのに・・・。 「一利を得るは一害を除くに如かず」 ひとつの利得を得るよりも、ひとつの害を除く方が価値があるということだが、経営上も家計でも、そういう風になっている。 1000円節約するほうが、1000円稼ぐよりもはるかにカンタンだ。使わなければ良い。 だから、一日を一生を、有効利益に使い、楽しく、豊かに生きたかったら、まず、テレビを家に置かないことから始めたらいかがであろうか。 新聞も取らなければ、さらに良い。ゲーム機は語るに及ばず。 静かに寝ているか、読書を始めるか、考え事がはじまり、ついには物書きが始まる。勉強が始まるかも知れない。 気晴らしのスポーツも今流行りの筋トレ、ウォーキングもできる。 趣味もできる。家事もできる。楽しい会話もできる。 忙しい毎日に、時間をつくり出す実に簡単な方法だ。 お試し下さい。 ノーテレビデーならぬ ノーテレビホームのすすめ。 読んで下さってありがとうございました。 追記【1】 広島県のある町では、家庭にテレビを置かないようにしたら、東大の合格率が格段に上がったそうである。 大学時代には、生意気にも成績のふるわない学生に、勉強を教えていたことがあったが、まず、実行したのが、部屋からのテレビの撤去であった。 余談だが、私の教えた学生達の数人は、国家試験の合格点数が、殆んど一緒だった。それは75点くらいであった。資格試験というのは合格しさえすれば良い。私の考えである。大事なのは資格を取った後だ。いかに勉強を継続し実践に生かせるか? たくま癒やしの杜クリニック 浜田朋久 |