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■ 意味を求める人生 | 2004. 6.14 |
或るビジネスセミナーで、学んだこと。 自らの人生で何を求めるか? 1 快楽を求める生き方 2 強さを求める生き方 3 意味を求める生き方 この3っつがあるそうです。 快楽を求める生き方は、皆さんのご想像どおり、おいしいものを食べ、いい家に住み、キレイな着物を着て、魅力的な配偶者とともに何不自由なく暮らして行く。そんな人生でしょうか? 強さを求める生き方とは、所謂支配者的存在として、人を操作したり、あがめられたり、して自らの強さを感覚したいがための、行動をして行く生き方。 意味を求める生き方とは、自分の人生に何らかの意味を見出したいと内面世界や哲学的世界に入って行こうとするだけでなく、日常の行動や言動にも或る意味や目的を感得したいという生き方。 ざっとこんな話であったと思うのですが、何となく心に響くものがあって、大いに大脳皮質前頭連合野が喜んだ次第です。 それぞれの生き方に優劣があるわけでもなく、何ら否定されるべきでもないけれど、どうしても、発展企業とか成功企業については、3の、意味を求める「行き方」を必要としているそうな。そうでない企業は、もしか一時的に成功しても、結局最後は破綻していくとのこと。 前述の「カスタニエンの樹」のコラムにもありましたが、極限状態の人間の内面生活の充実ぶり(一部の人々でしょうけれど)とも考え合わせると、何やら奥深いものを感じます。実際にナチス収容所のような極限状態の人々でさえ、意外にも、高貴な気高い思想と行動を持ち得た人間の方が生き延びることが出来たそうです。 今も混迷と争いの絶えない現代。さらに不況。企業も個人も「生き延びる」ために、今や、利潤追求や個人の幸福だけを追い求める行き方を反省し、企業の存在の意味、個人の人生でも、その意味を自らに問うべき時代かもしれませんね。 持論ですが、厳しい環境ほど、学ぶチャンスであろうし、また人間が内面的であらねば、逆に生き辛いのではないか?そんな念いを持っています。 ありがとうございました。 濱田朋久 拝 PS「苦しみにも意味がある。普通それは、自らの考え方の間違いを教えてくれる」と。 |