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■ 旅 | 2008. 2.10 |
以前にも書いたと思うが、旅行、旅は好きではない。 ただ、必要があって、またそういう羽目に陥ってタビタビ旅行に行くことがあって、その時々の想いを綴ってみたい。 旅行というのには準備がいる。心の準備も含めて、これが万全であると旅は順調で楽しいものとなる。 旅は英語でトラベル。もともとはトラブル(問題、災難)を語源にしているらしい。 ということは、「旅に出る」というのは「災難に飛び込む」という意味にもとれる。 誰が好きこのんで、災難などに遭いたいなどと思うであろうか? それでも、先進国の人々は言うに及ばず、今や中国人や韓国人、インド人、アラブ人等々、世界中の人々は、飛行機や船や鉄道や自家用車やバスに乗り、せっせと旅に出る。 今や外国旅行でも、特にヨーロッパやアメリカ等は、テレビや映画で何となくでも見知っているので、完全な「未知の国」とは言えまい。 モチロン、百聞は一見にしかず、一見も実体験には敵わない。何しろ温度や湿度、匂い、味、風趣みたいなものは、実際に現地に行ってみないと分からない。 旅に出て一番勉強になるのは、やはり「トラブル」からだ。 文化や風習や法律や制度のちがいから、さまざまなコミュニケーションの問題が生じる。 言葉が通じないというだけで、大変な目に合う。 今は、何となく英語が世界公用語みたいなっているから便利だが、英語を話せない階層の人たちは、日本を含め、多くの国々で存在し、今でも途方に暮れる程困ることがある。 旅の必需品は、パスポート、お金、クレジットカード、航空券であるが、一番大事なのは、当然ながら健康な肉体である。精神である。そして、情報である。 最近は、テレビで外国の危険度情報があって、その国での治安のレベルを流してくれるが、そういうのよりも、衛生レベルや法律の知識は、安全な旅には欠かせない。 昔、ヨーロッパ人だかオランダ人だったと思うが、シンガポールで麻薬を所持していて「死刑」になったが、この時、国際問題にもなって、国家間で当然、助命願いが出されたが、その願いは厳格にしりぞけられ「死刑」は実行された。 日本の場合は、外国人に対する法律は結構厳しくて、入国の難易度では高いレベルにあるらしい。 人生も旅に似ている。 最も大切なのは、準備、そして健康な肉体と精神、 そして、知識・情報だ。そしていくらかのお金。 準備しすぎることはない。万全の準備をする。 そして、携行品をできるだけ軽くしておくだ。 どんな旅でも、重い荷物だけはできる限り減らした方がよろしかろう。 追記【1】 戦争も侵攻する側からすると最も危険な旅だ。 対人地雷というのがあって、これは、踏んだ人にケガを負わせるだけで、生命は奪わない。 「ケガ人」という「荷物」をその軍隊の一団に背負わせるのが目的だ。 その「荷物」がその集団の戦闘能力を著しく奪う。 追記【2】 「可愛い子には旅をさせろ」 昔からの諺だが、やはり真理だろう。 今をときめく創業ベンチャーの社長は、たいてい、若い時に海外に出て放浪している。これは2つの意味があって、その本人が、よく両親に愛され、鍛えられ、自立心と好奇心が旺盛であると同時に、外国旅行を通して、さまざまな困難を凝縮して体験し、「人生の肥やし」にしているという意味があると思う。 「アメション」という言葉があって、これは「アメリカで小便をしてくる」という意味であるが、海外遊学の安易さ無目的さ表しているが。それでも身出世については「効果抜群」らしい。 ついでに言えば、オーストラリアは経営者の鬼門である。何故か進出企業は、撤退するか、おかしくなる。やはり遊学ならアメリカだ。 ありがとうございました。 たくま癒やしの杜クリニック 浜田朋久 |