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■ 時間 | 2008. 1.11 |
時間は命。タイムイズライフ。 過去不可得。未来不可得。現在不可得。 仏教の言葉だそうです。(金鋼経) 過去も未来も、現在ですらも、得ることはできない。 一瞬一曖、時間は過ぎて行くので、今この瞬間も正確に捉え、とどめることは何人もできない。 時間と対比される空間も似たところがある。 極大空間も極小空間も究極的には人間には把握できない。 つまり宇宙の果てというのは果てがないし、物質を、原子、原子核、クォークなんていくら細分化しても究極の小、即ち極小というのが想像もつかない。それこそ無限だ。 宇宙の始まりも終わりも、空間の極小も極大も、無限という言葉で表現するしかない。 こういうことを考えていくのが割合好きで、この世界の存在の全てが、考えれば考える程、実体の無いモノに思えてくる。 人間の一生の「時間」など。この宇宙(空間と時間という意味)から見ると、夏の花火の一瞬の光輪にも似て、美しくもはかなく、物悲しい。 ・・・と考えると、今度はこの一瞬一瞬の生がとても愛しく尊く感じてくる。 一秒たりとも無駄にはできないぞと。どんな時間も、一瞬一瞬を楽しみながら、丁寧に生きていきたいと思う。・・・と同時に何もかもどうでも良くなる。 この今の行為、感性、思考・・・。生の全てを味わいつくして、生きて行きたい。 まずは、有限なこの肉体を。 まずは、有限なこの人生の時間を。と思うと、余計なことに関わっている暇など全くない。 しかし、余計なことって何? それはその本人にとって無価値と感じられる事柄の全てであろう。 人生にムダというのは無いようですから、そうとも言い切れないから。 ありがとうございました。 たくま癒やしの杜クリニック 浜田朋久 |