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| ■ 恋医者事始(1) | 2026. 6.11 |
物語は少年時代に始まる。 中高一貫教育。 全寮制ではないが、とりあえず90%以上が寮生活。 中学1年の春、めでたく寮生活を始めた。 夜尿症に悩まされたが、何とか6年間を乗り切った。 奇跡だ。 中学3年の時、熊本市内の女子高の生徒に恋をした。 「上通」と称する市内の繁華街で大胆にもラブレターを渡した。 一つ年上の高校1年生の女子。 「ポパイ」の相手役「オリーブ」のように痩せて胸が薄く、手足の長い小顔の女子。 髪を短いポニーテールにして強度の近眼の為に目をすがめて極薄のカバンを小脇に挟み、ポケットに手を突っ込んで歩く姿が物凄く「カッコヨカッタ」。 名前をフルネームで記憶しているがここは原則どおり秘しておこう。 デートは同じ上通の喫茶店。 殆んど会話できず無言。 不調に終わり、あえなく失恋。 深い付き合いはなく心の痛みは軽かったが、以来自信を無くし何人かの女子高の女の子と付き合ったが全て自然に終わってしまった。 たいした思い入れもなく。 高校時代は無免許のバイクと学校をさぼってB級映画を観に行くことに勉強以外のエネルギーの殆んどを注ぎ込んだ。 ダックスホンダ。 70ccの排気量で小ぶりながらよく走った。 結果的に高校3年の時、警察に捕まり、結果見事に退学になってしまった。 18歳にして浪人。 急いで次の高校を探して3年生で「横すべり」で編入学した。 鹿児島の日大高校。 行きつけの喫茶店のアルバイトの女の子に恋をした。 色白のポッチャリとした可愛い娘であったが、見かけによらず「男出入り」が激しくまたまたあえなく「失恋」した。 それ以前に熊本市内のジャズ喫茶で知り合った「美しくない」年下の女の子と自分の部屋で初めてのSEXをしたが、全くキモチヨクなかった。 童貞喪失17歳。 その彼女もどういう訳か筆者の同級生の「郷ひろみ」似の男子と気が合ったらしく、自然に彼らは仲良くなってまた失恋してしまった。 とにかく10代の恋は失恋また失恋。 惨々であった。 それで当時モテる少年達を観察していると或る特徴を見い出した。 結論。 「不良がモテる」 優しくてスポーツが出来、学校の成績が良くても全くダメ。 ・・・ということを悟り、即勉学やスポーツを放擲し無免許でオートバイを乗りまわし、夜間遊興を繰り返した。 ・・・結果、やはりモテない。 それであきらめて熊本市内の喫茶店で悪友達と屯していたら、当時仲間達に大人気の、個人的には「目の覚めるような」可愛く美しいひとつ年下の女の子から声をかけられて長く深く苦おしい恋に落ちた・・・。 つづく。 M田朋玖 | |

