コラム[ひとくち・ゆうゆう・えっせい]

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■ 葉桜の頃に2026. 5.27

初夏の眩しい陽光に照らされて風に重たく揺れている桜葉をつらつらと眺めているとしみじみ夏の到来を感じさせられる。
日毎の緑色がその濃度を深めている。

5月、6月は天候の変化が激しく、気温気圧の上下は人の体と心を揺さぶる。
丁度、風に揺れている緑葉のように・・・。
「恋のはじまり」も意外にこの頃に多い。
梅雨の前半、特に6月はその傾向が強くなる・・・というのが個人的なこの季節の正直な印象だ。
この年までさまざまな恋を経験させてもらった。
ありがたいことである。
素晴らしい美女という訳ではないが、それぞれに強烈な魅力を持った女性だった。

思い出に浸ろうと思えば直ぐに出来るが、やはり意外にも60代の「恋」が一番強烈だったように思う。
勿論、単純に比較できるような事柄ではない。
そもそも比較すること自体、私のような不埒な男と付き合ってくれた女性に失礼だ。

それぞれの恋物語を次回からシリーズ的に披露してみたい。
勿論、仮名で・・・。
美しい恋物語として・・・。
曰く「恋医者事始」。
恐らく書き始めたらいくらかの装飾をすると思うが、ノンフィクションに限りなく近い「リアリズム」を目標に書いてみたい。

そんな気分になれる5月の下旬だ。

恋というものは突然始まる。
交通事故のような類だ。
「犬も歩けば棒に当たる」的にふらふら好き勝手にウロツイテいるとガシャンと女性に衝突する。
運命的に・・・。
幸運としか言いようがない。
そう、全てが運なのだ。
自分では決して「モテる」タイプとは思えない。
ただオシャレが好きで身なりには気を使って来たつもりだ。
「蝶々や蜜蜂を集める」花のような存在(女性が見て)に無意識にしていたのかも知れない。

モノの本にそのような事が書いてあった。
「恋」の選択権は女性の側にあるらしい。
「女性が仕掛けた罠に男がハマる」というのが恋物語の端緒なのだ。

梅雨の前に走っておこうと焦ってオートバイを車庫から引き出して乗ってみたものの、夜ならともかく日中は暑い。
夜のバイクは肌に心地良いが、やはりこの年だといささか怖い。
動物の出現や路面の変化が見えにくい。
最近、前照灯をLEDライトにしたので「アップ」に切り替えるとかなり見えるが、それで緊張が緩む訳ではない。
いずれにしてもさまざまの欲望や衝動に悩まされる季節だ。
かなり自制心を要するが元気な証拠。
「悪い気分」ではない。

しかし葉桜を眺めているといつも思うのだ。
季節の移ろいの圧倒的な早さに・・・。

ありがとうございました
M田朋玖



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