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| ■ マインドフルネス | 2025.12. 3 |
「注意を向ける」という英語だ。 半端ない集中で・・・という意味がフルネスという言葉に込められている。 マインド(心)フルネス(いっぱい・満タン)。 「ありのままの自分を全的に受け入れ、今ここに集中する」 所謂、瞑想や座禅の心の状態をよりシンプルに、容易に整理して誰でも簡単に取り組めるようにした方法論と言える。 米国の超優良企業、たとえばグーグルやオラクルとかで取り入れられてストレス軽減、リーダーシップ能力向上、創造性の向上と疾病の減少をもたらすとされ、実際に成果を得ているそうだ。 また超有名アスリートのNBAのマイケル・ジョーダン、プロテニスのノバク・ジョコビッチ、水泳のマイケル・フェルプス等が取り入れて結果を出しているとのこと。 ストレス軽減効果については1/4。 集中力向上については数倍だそうだ。 座禅や瞑想などから或る種の「厳しさ」や「鍛錬」と言った苦痛やトレーニングの要素を取り去って万人が安易に取り組めるようにした、言うならばeasy meditation、抜法と言っても良い・・・と考えている。 さて、実際の方法であるが数種の例として極く一般的には @ 呼吸瞑想:自分の呼吸にシッカリと集中して注意を向ける。 A 歩行瞑想:歩行時の足の動きに上記と同じような注意を向ける。 B 食事瞑想:食事の行為の全てに意識を集中して向ける。 等がある。 あらゆる日常の行為行動作業に応用できる・・・と個人的に考えている。 人間の意識・・・特に思考は過去や未来にすぐに飛んで行く。 これは自然な脳の働きで特に異常という訳ではない。 自己評価や他者評価など自他の社会的認知の為にPCCが活動している訳で極くナチュラルな現象である。 ところがこれ(PCC)の働きが常時高まっていると脳はヘトヘトに疲れしまう。 PCCの機能である感情処理などいつもエネルギーを使ってしまい「心が安まる」ことが無い。 マインドフルネスは脳が休息しても良い・・・と言うか睡眠と同等かそれ以上のチカラを持つらしい。 「休息」の為の。 適正なマインドフルネス実践の為には「ゆっくり」と動作することが大切となる。 「速い」と意識を向けにくいからだ。 「ゆっくりと意識して」・・・これがコツと思える。 マインドフルネスで目いっぱい一日を、人生を謳歌したいものだ。 ついでに創造性や集中力up、リーダーシップ力up、ストレス軽減、疲労回復が得られたら尚更素晴らしいコトではないか。 物事に「集中する」というのが快楽と感じるのはPCC(後帯状皮質)がエゴ(自我)中枢であるからかも知れない。 エゴが無くなる、即ち無我の境地というのはひとつのエクスタシー(外に立つ:自我の外に立つ)なのだ。 一日のうち数分でも「心をいっぱい」(マインドフルネス)に物事や何かに五感を集中させてみよう。 自分のリラックスさせた肉体でも良い。 リラックスした集中ほど心浮き立つ心境はない。 「今ここに集中する」でも良い。 是非とも実践実行してみたい心のスキル、「動作法」のスキルと考えている。 注)動作法という呼称のメンタル治療法もある。 ありがとうございました M田朋玖 | |

