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■ 若葉のころに・・・ | 2025. 6.10 |
五月も下旬になった。 うすみどり色の若葉が目にまぶしく美しい。 「風薫る五月」と良く言ったものだ。 新緑と涼風が初夏のおとずれを爽やかに感じさせてくれる。 参議院選挙が7月に控えているそうだ。 知人の女性が出馬を決めたようで、応援者の著名人との記者会見をYouTubeで観た。 3人並んだ壇上で真ん中に座していたのは例の田母神氏。 論客として知られる。 その舌鋒は簡易に聴けて鋭くご本人が出馬されていたら・・・と個人的には思うが、顔面神経麻痺があられて容貌が怪異、言質が極右的と思われているらしく少なくとも国政レベルでの当選はムツカシイだろうとは思われる。 件の女性はsayaさんという名前であるが、筆者の推測では当選できないと思える。 所謂「押し出し」が弱い。 いかにも「はかなげ」なのだ。 言葉も優しすぎる。 鋭い舌鋒とまではいかなくてももう少しインパクトのある言葉と「目ヂカラ」が欲しいところだ。 話し方に情熱が感じられない。 応援者の三橋貴明氏が経営者セミナー「塾」の長であられる関係もあるが、しっかりと応援したいという気持ちには何故かなれない。 先述したような理由と総体的に政治家に必要な「何か」が欠けている。 「当選がおぼつかない」 高市早苗氏ほどの迫力と存在感は望むべくも無いがその1/10でも「熱」と重力引力が欲しいところだ。 何と言っても件の三橋氏は政治経済の論客としては素晴らしく、その謂わば弟子なのだ。 その何かとはひとつの「熱」だ。 全身が燃えるような「炎」だ。 しかしながら、こと選挙になると「読み」が甘い。 恐らく多分、同氏は中国の古典には親しまれていないのであろうと思える。 即ち戦法とか駆け引きとかに疎く真っ直ぐに過ぎると思える。 政治に「駆け引き」や「戦略」は必須だ。 ましてや選挙ともなればその道の「プロ」に相談した方が良いと思える。 ところで我らが高市早苗氏の動向が気になるが、自民党の支持率低迷の流れを受けて選挙応援の依頼が100件以上殺到しているとのことだ。 彼ら自民党員のこれらの矛盾した行動の象徴であるのはかつて自民党総裁選で彼女を潰した張本人とされている岸田文雄前総理からも応援依頼があったらしく、これに対して高市氏はあっさり断ったらしい。 そりゃあそうだろう。 復讐や遺恨等の有無よりもいったい何て言って「応援」するか分からない。 何しろ誉めようが無いのだ。 日本国や日本国民の為に何ひとつ「良いこと」はしていない。 当のご本人は「実績」として外交を挙げておられるそうだが、それこそ「媚米」「媚中」「媚朝」「媚韓」で何ひとつ断固とした国家の威信を高めていない。 地元広島市で行われたサミットですら多くの国民からは全く評価されていない。 単なる個人のパフォーマンスに過ぎなかった。 多分恐らく取り巻きの「腰巾着」どもにおだてられて良い気になっておられ自己評価が多分に相当に「甘く」なっておられるに違いない。 田舎住まいのこの極めてのどかな5月の心地良い緑風を浴びているとそんな政治事とかについては「どうでも良い」という気持ちになり、自然的に自民党に投票しそうであるがイヤイヤやはり財務省―自民党―メディア―立憲民主党・・・これらの悪しきつながりを一気に打ち砕かなければならない・・・という一念で何とか投票だけはしよう。 国民一人一人の「投票行動」以外では民意を国政に届けられないし表現さえできないのだ。 このことはしっかりと自覚するべきであろう。 ただ単に不平不満を述べ立てて現政権を批判していても何の足しにもならないのだ。 この先、こんな政府の「ていたらく」で日本はどうなるのであろうか。 「政治」のせいで30年間も経済成長せず停滞低迷してきたというのはどうやら事実真実であるようだから日本国の将来について心配せずにはおれない。 物価高、税金高、医療費自己負担増なおこれでもかというくらい一般大衆国民を苦しめる施策を繰り出す。 あの悪名高き竹中平蔵にいたってはミルトン・フリードマンというこれまた悪名高い経済学者の述べる社会保障の全面カット。 代わりに国民皆保険を含め福祉を廃止して「給付金」を出すそうである。 決して騙されてはイケナイ。 日本政府は今や悪徳高利貸しなみに「悪」の巣窟なのである。 ・・・とは少し言い過ぎであるかも知れないが・・・少なくとも一部の既得権益者・・・医師も入るのであろうか・・・これまた口惜しい。 メディアの誘導で日本の医療費は「高い」という間違ったイメージが国民に浸透させられて久しい。 ありがとうございました M田朋玖 |