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■ ささやかだけど大切なこと | 2007.10.26 |
こんな題の本がありましたネ。 大袈裟に言うと、人生を生きる上、私の個人的意見で、第一は「呼吸」であろうと思う。 呼吸は全ての生物にとって生命の活動そのものだ。宇宙も呼吸をしているそうだ。 人間の呼吸は、無意識でも行われるが、意識的にもできる。自律神経(無意識)への陏意神経からの入り口とも言える。 呼吸を意識することは、食事のコントロールと同様か、それ以上に重要だ。 試しに、ゆっくりと静かに長く呼吸をしてみよう。 素晴らしいリラックス感と、心のやすらぎを得ることができるかも知れない。 精神も落ち着き、肉体の調子も整う。 よい呼吸は、静かで長くゆったりとしている。 力が抜けていて、丹田、即ちヘソの下に中心があり、呼気に力があり、吸気は短く、さり気なく行われる。 背筋が伸び、肩の力は抜けて腕がだらりと下がっていて重く感じ、頭の気は足の裏にある。 こういう呼吸はいつも意識しなければ、すぐに、短い不規則な力の入った苦しい呼吸となり、心もカラダも乱れて不調になる。 人生を生きる上で、呼吸を常に意識することは、正気に戻る為に必要なだけでなく、謂わゆる「胆の据わった」人間になるのに、極めて重要となる。 モチロン、人生の危機も、上手に乗り切れるかも知れない。 第二に重要なのは、やはり食事だ。 これについては、次の機会に譲りたい。 ありがとうございました。 追記 修身教授録(致知出版)の著者で、森信三先生は90代半ばまで元気に生きられたが、この方の勧める健康法は 立腰: 腰を立てること。他に、背筋を伸ばし、胸を張りうつむかないこと。(顎を上げて自尊心を高める効果あり。呼吸も調える) 無枕: これは、意外に気持ちいい。首と肩の周辺の血行を良くし、呼吸を楽にする。肩こり頭痛が取れたりする。 食事の仕方: 食べ物を口の中で混ぜない。 これは理由は良く分からない。多分、よく噛むこと。 食べ物への畏敬みたいなものかな〜。人間は毎日生命を食べて生きている。 食べ物への感謝は全ての人間の基本的礼節であろう。 たくま癒やしの杜クリニック 浜田朋久 |