コラム[ひとくち・ゆうゆう・えっせい]

コラム:ひとくち・ゆうゆう・えっせい

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■ 歩き方2007.10. 3

好きな俳優さんは、見ているだけで思い起こすだけで元気になる。
映画雑誌も時々見ていてナカナカ楽しい。
(できるだけ“クダラナイ”話が良いと或る人から言われてこれを書いている。悪しからず・・・です。)

ミッキー・ロークという米国の俳優がどういうワケか好きで、ストーリーとか、役柄とか、あまり関係なく、見ていると元気になるので、「エンゼル・ハート」とか「イヤーオブザドラゴン」とか、少し不気味で胸の悪くなるような映画ではあるけれど、DVDで時々見ている。

現在の彼は、整形の失敗やら、奇行やらで俳優としてもパッとしない。顔も随分変わってしまった。

しかし、映画の中の“彼”は不変だ。年も取らない。(当たり前ですね)

・・・で、どこが好きかと言うと、一番は身のこなしだ。歩き方だ。身のこなしというと、昔の大スターで、スティーブ・マクィーンという男優も、軽快でキビキビとした動きが魅力的であったが、ミッキー・ロークのどこかしら怪しい背徳とフテブテしさ。気だるい、エロティックな雰囲気と、カラダの動きは私にはとても魅力的にうつる。

特に、歩き方が良い。
この歩き方を思い出すだけで、なぜかワカラナイケレドモ・・・
元気が出る。我ながら不思議だ。

コツコツと踵を前方に振り出しながら重たそうに歩く。これがタマラナク良い。
真似してみたけど、体形体格が違うせいか、どうしても真似できず、諦めた。
話し方も声も、不気味で、ナカナカ良かった。
けれど、ミッキー・ロークは何と言っても歩き方だ。
歩きながら、全身が軽く前後に揺れるのが特徴。獰猛な獣を思わせる。戦闘準備体勢の歩き方だ。
本人は、ジーンズがお好みらしいが、実は、ジョルジオ・アルマーニのスーツが一番似合うのは、彼だと思う。(勝手に思っている)

リチャード・ギア(米国の俳優)がアメリカン・ジゴロで、やはりアルマーニを着てカッコ良く、歩き方もナカナカであったが、何となく決まり過ぎていてツマラナイ感じだった。
この人の歩き方も、ナカナカ真似できない。
肩が前後に交互に揺れていて、足取りが、やや飛び跳ねるようで、バネがあり軽いのだ。結構モデル風。それこそジゴロ風で良かったが、この人のような“軽い”歩き方はあまり好きではない。

やはり、ミッキー・ロークの歩き方が最高だ。

とにかく、重いのだ。大地からエネルギーを吸い取るように歩く。
そして、この人が軽く歩くと、まるでモデルのように軽くなる。これも良い。

歩き方のカッコ良い日本人の俳優を知らない。
ビートたけしのガニ股。これも悪くはないけれど・・・。
高倉健も、あまり重くはない。後姿など、どちらかというと、意外なほど軽快だ。

今や世界一の人気者俳優。大スター、ジョニー・デップもパイレーツ・オブ・カリビアンで独特の歩き方を見せた。
全身をくねらせながら、踊るように歩く。
でもやっぱり、ミッキー・ロークしかいない。

実にクダラナイ話でしたネ。


追記【1】
日本人の俳優で、歩き方とか声に注意を払っているようには見えない。・・・のは何故だろう。
とても大事なのに・・・。

日本の繁華街を歩いていても、歩き方の素敵な人など滅多に見かけない。女性も男性も。
特に若い人は、個人的には“最悪”という印象を受ける。
第一、歩き方を素敵に見せる服装をしていない。

一番良いと思うのは、尼僧の人々だ。
何となく清涼感と、落ち着きと、清々しさのある静かな歩き方だ。
決して重くもないけれど、軽くもない。
とにかく、丁度良い。どこかしら慎重で、清品な感じが良い。


追記【2】
昔、「ショーケン」、萩原健一が好きだったので、それこそ昔の映画をDVDで見たら、やっぱりカッコ良かった。
ファッションと、体の動きと声が、すべて絶妙にマッチしていて素晴らしかった。
今は、「トヨエツ」、豊川悦司くらいかなあ・・・。キムタクとかを筆頭に若い人で魅力的と思ったスターは男女共ひとりもいない。


追記【3】
残念ながら、私はゲイでは無いけれど、映画だと何故か女性より男性を見てしまう。
好きな女優さんは、若い頃からいなかった。これも不思議。


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浜田朋久


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