コラム[ひとくち・ゆうゆう・えっせい]

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■ 美しい女性2007. 9.22

意外なことに「美しい女性」は、子供の時に「可愛い」とか「キレイよ」とか、あまり親や周囲から言われて来なかったケースが多い。
これは、日常診療でもウスウス感じて来たことであるが、色々な人々の評伝やら伝記やら雑誌の記事などでもこのことが確認される。
もっといえば、幼児期に「愛されなかった」子供の方が「美しく利発」になるような気がしている。

先述したように、子供は、親や周囲の大人に愛されようとして必死である。
だから、愛される為に「美しくなる」「賢くなる」必要があったのだ。
愛される為にというより、もっと言えば「生きのびる」為にだ。

こういう風に考えると、美しい女性を見ても、何となくこの頃は「痛ましいなあ」という心持ちになる。

実際にそんな女性に「アナタは美しいですネ」などとストロークして(ほめて)も大概は受け取ってもらえずに、逆に嫌われたり、蔑まれたりすることも多い。

子供は親の愛を勝ち取る為に必死で「美しくなる」「賢くなる」少なくともそうゆう努力をするようだ。

ちなみに、「可愛い、可愛い」と育てられた妹は、あまり美しくないし、またそのことに気づいているが別に全く気にしていない。
「自分は愛されている」という確信があるからだろう。

いずれにしても「子育て」は難しい。
謂わゆる「子育て論」など嘘八百が多い。(チト言い過ぎかも・・・)

「子供は、育て方次第でどのようにでもなる」という理論は或る面、正しいかも知れないが、だいたい30%くらいに見ておけば良いと思う。
残りは、遺伝や体質、運などさまざまな因子、要素がからまり合い、結果については全く予想できない。

「なるようにしかならない」
「まあいいか」
「・・・しかし努力はする」

こんな、少し投げやりな言葉になってしまいました。すみません。

ありがとうございました。


たくま癒やしの杜クリニック
浜田朋久


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